SUBERANAI BLOG すべらないブログ

この仕事断りたい気分!!

        本磨き大理石の滑り止め その2

 早めの昼食を済ませ、現場へ戻り、施工開始です。施工面積は1・2階合わせて170平米程度ですが、調整液と塗布量との兼ね合いもあり施工時間は通常の1,5倍を想定して塗布していきました。

 息を止め、毎回所定量を所定数塗布していきます。5分も経てば汗が目に染みてきました。手を止めその都度、顔とヘルメッをタオルで拭き取りながら塗布作業を続けます。やがて床に汗がポタポタと・・・〃ヤバイ・・・直ぐに手を止め、ヘルメットと床を間髪入れずに拭き上げ、フーッと一息。下を向いて床に集中して塗布しているのですから汗にまで気が回らなくなるのです。

 1階部分を塗り終えた頃には、年ですかね・・(*´ェ`*)・・のどは渇くし、もうフラフラになりましたよ。当日の現場新規入場の手続きの際にゼネコン担当者から説明されたルールは・・・〃現場施設内・近隣施設での飲食は厳禁で、飲食休憩は休憩所を利用する事。ヘルメットを被らなかったり袖を捲ったりした者は即刻退場させます。〃・・・一般的で当然なルールですがね。その休憩所って言うのが現場から5分もかかるんですよ。ヘルメットして長袖着て水分補給する為に、たびたび行ってられませんよね。

 元々、私が建築土木の業界で育ってない事もあるんでしょうが、未だに、この手のルールには違和感を感じています。通常、滑り止め施工は新設の建物の場合、引渡し直前か内装工事等が終わってから実施します。従って落下物や転落、組んである足場等で頭を怪我したりする事は無いのです。特例を除き現場作業員が機材を搬送する為、頻繁に往来する事も殆ど無いのです。ヘルメット着用は工事関係者ですから納得できますが、このクソ暑い中、汗も落とせない集中力を必要とする現場で、長袖着用はないやろ・・・なんてボヤキながら・・・

 実は当日、半袖を着用して行きまして新規入場の手続きの際、ゼネコンに怒られたんですよ。現場では長袖が常識だろうってね。・・・通常は事前にゼネコンに現場の特殊性を説明し、了解を得てから仕事を請けるんですが、S社がその交渉をしていなかったんですね。慌てたS社の担当者は直ぐに長袖を準備してくれましたが、それが厚手の生地でしてね。・・・まぁ色々とありましたが、それでも午後4時半には無事施工終了となりました。

 他の業者さんでは対応出来ない特殊性を求められる現場は、いつもの事ですが大変に疲れます。・・・ヘロヘロになってしまいますが、仕上がりと効果を確認した後は・・〃よし!今日も良い仕事が出来た。〃・・と快い満足感を覚える事で疲れも癒されます。

 しかしながら、相見積もりの中での施工価格は、決して満足出来るものではありません。技術力・ノウハウと言うものを設計・ゼネコンがまだ理解し得ない現況下では、私もそこらの一人の職人でしかないのです。官民問わず、価格のみが先行する変な流れが続く昨今、〃生き延びる為には黙ってやるしかない〃って事になるんでしょうが、15年前に私が描いた滑り止め業界の発展的な構想が捻じ曲がってしまったような感覚さえあります。・・・まだまだ苦難の道は、果てしなく続くのか・・・

 

 

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この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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