SUBERANAI BLOG すべらないブログ

サポート体制の意義!!その1

     防滑市場の育成に半生をかけて!!

 温泉成分分析表の層別分析を続けて行く途上で、滑り止めを阻害する要因が見えてきました。非解離成分であるメタケイ酸、メタ亜ヒ酸、メタホウ酸、この3つの成分含有量の多い温泉ほど滑りが止まりにくいという分析結果が表れてきました。ちなみに溶剤が全く反応せず、手も足も出なかった雲仙の温泉場の非解離成分の含有量は、分析量の23%強を示していました。極論を言えば、35%の強塩酸を用いても反応泡の1つも出ないレベルなんです。

 当時、さほど知見の無い私に大きな壁が立ちはだかりました。困った時の人頼み?とでも言いましょうか、名古屋の友人であるA社の藤田社長に相談をし、学者、研究者レベルの情報を求めました。

 以外だったのは、この分野の研究者が極端に少ない事です。幸いにも彼の知人の中に、温泉スケールの研究をして40年と云う研究者がいるって事で、その方を紹介してくれました。

 その後、紹介してもらった研究者の方と30分ほど電話でやり取りしたと思いますが、その研究者もいまだに結果を見出せない状況である事を知らされました。・・・また茨の道を歩く事になりました。・・・が、研究者の話が以降の私の研究開発に大いに役立った事は言うまでもありません。・・・6年後、かの思い出の地、雲仙の温泉場において、あの怪しい〃オッサン〃が現れてゴソゴソと、今度は滑り止めに成功したみたいです。

 要は分解出来ないものは出来ないと考え、非解離成分に多分に結合している他の解離成分を、いかに非解離成分と分離させるかに成功のヒントがありました。・・・でもね。相当時間掛かるんよねこれが・・・。

 1つクリアすれば、また1つと、次から次に立ちはだかる壁が波の様に押し寄せてきます。・・・・押し寄せる波と戯れているうちに、いつの間にか15年、なんや知らんうちに引き出しだけは沢山出来た様ですが。・・・

 手前味噌的になって、おこがましいのですが、もしもこのノウハウの沢山詰まった引き出しを、現在、また今後、業者として滑り止めに関わっていく多くの仲間達と共有する事が出来れば、足元の安全安心を求めるお客様に、より良いアドバイス、幅の広いサポートが提供できると思うのですがね。

 滑り止めは精密機械ではありませんので、エンジニア的専門家は不要です。必要なのは経験と守り抜く知恵です。ケミカル分野は別世界ではありますが、溶剤を使用する者としての一般的な知識とメーカーとの連携は必要です。経験と伴う知恵は長い年数を要します。それ故に、酸いも甘いも多分に経験している者を利用すれば、合理的ですよね。私はそう思っています。 

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この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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