SUBERANAI BLOG すべらないブログ

セラミックタイルに違いはないけれど・・・その3

    本磨きモドキの表面状態は全てバラバラ??

 2枚目のサンプル塗布で調整が旨くいったので、現場での使用量約60キロ分の溶剤製造に取り掛かる事にしました。そして約2時間程で今回のセラミックタイル専用の溶剤が完成しました。一服した後で最後の1枚に塗布し、仕上がり状態を確認し、問題がなければ施工溶剤準備完了となります。

 休憩を終え溶剤が安定したのを確認し、サンプルタイル最後の3枚目に完成した溶剤を塗ってみました。良い感じに仕上がっていて何等問題無しってところで一安心しました。・・・

 2日後ゼネコンさんから現場に敷設しているタイルが1枚届きました。現地調査の日に私が頼んでいたからです。さっそく作っておいた溶剤を塗ってチェックしてみました。・・・するとびっくり仰天。塗った尻から溶剤が弾かれ玉状態になるではありませんか。『アレ~・・・』・・・(゚0゚)・・・何故??・・コーティング??

 このままではせっかく作った溶剤ですが現場で使う訳にはいきません。同じ品番のタイルなのに表面状態が全く違うなんて通常有り得ないし、確認しないと納得できないので改めてタイルメーカーに同品番のタイルを今回は有償で5枚再度送って貰う事にしました。

 2日後メーカーより有償サンプルが届きました。さっそく届いた5枚のタイルを並べて其々に、先日作った溶剤を塗ってみると・・・全てのタイルで溶剤は弾き無数の玉状態が発生ししました。・・・最初に送って貰ったサンプル3枚は全く弾かなかったし、それを信じて溶剤まで作ったのに・・・(u_u。)

 何かコーティングされているのが明確となった為、さっそくメーカーに問い合わせをしました。メーカーの担当者の回答は、中国の工場において汚れ防止の為に全てのセラミックタイル表面にナノワックスを掛けているとの事。・・・

 これで全てが理解(納得?)できました。要はナノワックスを掛けた後の拭き上げにバラツキがあり、仕上がったタイルの表面に固着し残留したナノワックスは一定ではないのです。簡単に言うと見た目は同じ顔しているが性格の全く異なったタイルが出来てしまっているのです。

 当初のサンプルタイルを信じ、溶剤を作り、そしてもしも現場に出かけていたら・・・とんでもない事になっていましたよ。頭が・・・混乱状態に陥りまして・・・腹立しささえ覚えました。・・・(`ε´)

 でもねぇ・・・冷静に考えてみれば、タイルメーカーにしてみたら、我々の滑り止めの何たるかは関係ありませんわなぁ。むしろ我々が其々のタイルメーカーの製品、又はその特性特徴を勉強するべきなんですよね。・・・新しい試練を提供してくれた某メーカーに感謝しつつ、現場での対応を早急に考えねばなりません。旨く事を運ぶ事ができたら私に引き出しがまた1つ出来るのですから・・・。

次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

コメントを残す

まずは
現場相談と無料デモ
試してみませんか?

当社の「現場相談」とは「現場検証」と思っていただいたほうが分かりやすいです。

滑りは単純なものでなく、床材、仕上げ、利用シーンなどさまざまな要因が絡みます。それらを客観的にプロの眼で確認することで、今なにが起こっているのか?を正確に把握できます。それらを認識せずに対策を行うと滑り止めはもちろん、美観維持にも支障が生まれます。

「現場相談」と「無料デモ」を組み合わせることで、

  • 滑りの原因の特定
  • 化学的な観点での納得の説明
  • その現場で有効な対策方法のアドバイス
  • 適正な溶剤や施工方法によるデモ作業

などを受けていただくことができ、ほとんどの方は当社のデモ作業の結果に驚かれます。

原因と対策が分かれば、問題の多くは解決します。もし、他業者で施工した床が滑り出した、滑りは止まったが美観が損なわれた、お客様の転倒でクレームが発生し対策を打ちたい、などの課題をお持ちなら、一度ご相談ください。全国対応可能ですよ。

お問い合わせ