SUBERANAI BLOG すべらないブログ

テラコッタタイルが真っ白け???

         そりゃぁ白くなるわな!!その2

 皆さん思い出してください。タイル(焼き物)や石が割れた時、割れた箇所が白っぽくなっていると思います。それがシリカ(石英)なんです。必要以上、無機床材の表面上の隙間を広げ過ぎると床材は、極論ですが割れた時と似たような現象を起こし、白っぽくなってしままうんです。昔々、私が溶剤の開発に踏み切った原因の一つでもあります。当時の私は、アメリカからOEMでこの滑り止めを導入したH社の第1号の1加盟店として活動していました。浴場の滑り止めに関しては、メンテナンス以外、何の問題もありませんでしたが、マンションのエントランス等の施工で黒い床をグレーに、真っ赤なインペリアルレッド(通称赤御影)をピンク色にしてしまったり、悩み多き時代を経験してきました。(保証の関係で数回大きなロスを出しました。本部であるH社は、知見が無いので逃げてばかり、大変悔しい思いをしました。)

〃ただ滑りが止まればいい〃と言ったアメリカ方式は、感性豊かな日本人には、ストレートには受け入れて貰えません。滑り止め施工後の細かなメンテナンス、履物による滑りの変化、多種多様の床材と反応させる為の薬品のメカニズム等、全てをイロハから学ぶ事を強いられた時代に、実は私も真っ白けを経験しています。

 自分自身を守る為、自ら開発する事を決意した当時、薬品の配合調整を一回すると約15種類の床材にテストしていました。何回も何回も日々繰り返す訳ですから膨大な量の床材を潰してきました。その中での事です。二度焼きしたS社のタイルにテストをすると、一般のタイルでテスト成功した溶剤では滑りが止まらないんです。何回塗布しても駄目なんで思い切って塩酸を10%以上に増やし、その他の薬品も其々約3%増加させてテストしました。そうするとフッ化物の反応性が高くなってシリカに強く反応すると簡単に考えたからです。その結果、そのタイルは真っ白けになりましたが、滑りは思うように止まりませんでした。実は、この種のタイルの滑りを止めるメカニズムは以前にブログで一部ご紹介した様に、別もんなんです。・・・類似の業者さんの中には、滑り止め溶剤を強く、弱くと表現されているようですが、その思考で作られた溶剤で施工となると、過って私が失敗した真っ白けを繰り返す事になりかねません。

 真犯人が想定出来たと思いますが、以前に施工された業者さんだけが悪いんではないと思います。施工のサポートが出来なかったメーカーにも大きな責任があるのです。

 

・・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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