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一万分の一ミリの目線 その2

            バクテリアより小さくなって見ると???

 男ばっかりの5人兄弟の4番目に生まれ、元来やんちゃ坊主である私の発想は、よく子供じみていると言われます。少年に返りバクテリアより小さくなって?私は光り輝くセラミックストーンの上にテレポートし飛び降りてみました。着地してみると、そこは予想とはかけ離れた薄暗い洞窟なんです。周辺を見回すと鈍く光っている箇所がたくさんあります。石英です。セラミックストーンの原材料となる石(花崗岩)の主な成分(75%強)が実はこの石英なんですね。滑り止めの溶剤はこの石英に、どう反応させるかがポイントなんです。暫くすると天井から光が差し込んできました。どうやら結合粒子のすき間に着地したみたいです。まずは上に昇ってタイルの表面状態を見たいと思います。やっとのおもいで頂上にたどり着き立ち上がって見ると、目映いばかりの光景が広がりました。頂上の辺り一面光り輝いています。周辺を見渡すと以外や以外、そこには僅かに凸凹のある台地が広がっています。鏡面仕上げのタイルなので当然のごとく全面フラットになっていると思い込んでいました。ついでに上空を飛んでみることにしましょう。タイルの上空を何回か旋回していると、其々の台地の光沢の違いに気が付きました。下に降りて何がどう違うのか探索することにします。石英はさすがに1番光っていますが、アルミナをはじめ石灰やその他の物質も遜色なく光っていました。結晶構造をもつ物質のみが光沢を放つと考えていた私には新たな発見です。要は、緻密な結合状態の物質は磨くと光ると言う事です。何やらヒントを得たのでドロンと元に戻ります。さて、ここから核心に入っていきますが、結晶構造をもつ石英がタイルにどのように分布、配置されているかを想像する事から始めました。石を微粉末にした際にバインバーとして何かを投入したと仮定しても元々75%強を占めている成分ですから当然タイル表面にも同様に分布している筈です。通常の滑り止め溶剤ではタイル表面の石英に過剰反応して光沢はぶっ飛んでしまいます。滑り止めとはどんなものか?何故滑りが止まるのか?滑り止め溶剤の成分がどんなものか?知らない人は何のことやら判断しにくいと思いますから、ここら辺でチョイと説明しておきましょう簡単に言うと、滑るタイルをスタッドレスタイルに変換してしまうんです。基本的な理論は殆んど同じです。従って、タイルにすき間を形成する必要があります。滑り止め溶剤で石英を溶かしてそのすき間を造ります。石英を溶かす成分はフッ化物で、そのフッ化物は酸性系統の液体に反応しその役割を果たします。従って、石英を溶かす中性の滑り止め溶剤というものは存在しません。今、世間で中性の滑り止め溶剤でうんぬんと銘打って事業展開している連中もいますけどね。本当にとんでもない事です。中性と言う定義は、学術的にはPH7であり、家庭用品表示法においてはPH6~PH8となります。参考のため。・・・・・・・・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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