SUBERANAI BLOG すべらないブログ

一万分の一ミリの目線

                   一万分の一ミリの目線

 何十回と失敗を重ねては〃にらめっこ〃の繰り返しが続きました。開発開始から3ヶ月を過ぎた頃の8月のある朝、事務所のテーブルに放置していた失敗した筈のセラミックストーンが僅かに光っていました。その日は、晴天で事務所の窓から強い光線が差し込んでいました。たまたまその日は、事務所で朝を迎えるハメと相成りまして、7時過ぎの横殴りの強い光線を垣間見る事が出来たんです。前日、全く光沢の無かったタイルが光って見える不思議な光景にしばらく見入っていました。日が昇るに連れタイルの光沢は無くなっていきました。何で光っとったんやろか?確かに反射しっとたな?・・・・・。その時、私の中で僅かな閃きが生まれつつありました。1時間くらい反射しとったな・・・24時間光らせることができんかなあ・・・。冴えない頭でうんぬんと呟いては打ち消し、タイルを外に持ち出しては、太陽に向かい、あれこれ何回も透かして見ては光る角度を検証したり、道行く人は、あいつ何しとんねん・・・・そう思ったでしょうね。確かに一部光って見える角度がありました。残念ながら事務所のへぼい蛍光灯では光りません。困りました。依頼されたテーマは、蛍光灯の下でも光り輝き、そして滑りを止めることですからね。その日、私はホームセンターへ出向き光沢剤を買ってきました。狙いはもちろんタイルに光沢をつける為です。塗っては乾かしの作業を数回繰り返してはその都度透かして見ましたが、一向に光りません。ところが、蛍光灯に透かして見ると、それなりに光って見える角度がありました。タイルを真正面から見ると光沢はありません。同じ作業を繰り返しているうちに・・・・閃きました。錯覚の世界を創造する事を。何にも考えず、何回もタイルを蛍光灯に傾け、透かして見ていて気が付きました。角度を変えると光ると言う事は、タイルのどこかに反射する部分が残っていることを意味しますよね。それがタイルの何処なのか、どんな成分なのか、・・・・大きなヒントが実はパンフレットにありました。セラミックストーンのパンフレットに石を微粉末にして2800トンでプレスしうんぬんと記載されています。実はガラスもタイルも結合粒子である事に気が付いたんです。ガラスみたいにピカピカ光っているタイルの表面をいつも目線で見ていたから気が付かなかったんですね。今思えば、吸水性0.01のタイルです。当然かもね。そこで私は、一万分の一ミリに変身しセラミックストーンの上に立ってみようと考えました。エンヤコラドロン・・・・・そこで見える光景は・・・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

コメントを残す

まずは
現場相談と無料デモ
試してみませんか?

当社の「現場相談」とは「現場検証」と思っていただいたほうが分かりやすいです。

滑りは単純なものでなく、床材、仕上げ、利用シーンなどさまざまな要因が絡みます。それらを客観的にプロの眼で確認することで、今なにが起こっているのか?を正確に把握できます。それらを認識せずに対策を行うと滑り止めはもちろん、美観維持にも支障が生まれます。

「現場相談」と「無料デモ」を組み合わせることで、

  • 滑りの原因の特定
  • 化学的な観点での納得の説明
  • その現場で有効な対策方法のアドバイス
  • 適正な溶剤や施工方法によるデモ作業

などを受けていただくことができ、ほとんどの方は当社のデモ作業の結果に驚かれます。

原因と対策が分かれば、問題の多くは解決します。もし、他業者で施工した床が滑り出した、滑りは止まったが美観が損なわれた、お客様の転倒でクレームが発生し対策を打ちたい、などの課題をお持ちなら、一度ご相談ください。全国対応可能ですよ。

お問い合わせ