SUBERANAI BLOG すべらないブログ

呆れた話!!・・・続編

        ちょっとしたミステリー??

 1回目の研磨作業から1ヶ月を過ぎた頃、H氏から2回目の作業依頼の電話が入って来ました。基本的には、同じ職人さんに作業して頂く方が安心ってな訳で、再度東京の前田社長に出動をお願いする事になりました。

 さて今回の作業は、階段を挿んで下段側床の研磨の筈?でしたが、A社の指示表には、階段の立ち上がり部分と歩道側のスリットの部分まで研磨する様書かれています。(そこまで作業を終えて現状復帰とする。)・・・H氏は、いつもながら困惑しつつも、今回で全てが解決するなら要請を受け入れると言います。肝心なのは、本当に今回の作業でビル側と和解出来るか否かとなってきます。そこでH氏は、A社にその確約を求めに訪れましたが、・・・目的を果たす事は出来なかったようです。・・・何でやねん?・・・

 何やら、ややこしくなってきたので、今までの話の流れを踏まえて整理してみたいと思います。

 ① テナントとして、ビル側に責任を果たす立場にあるA社。

 ② 下請けの業者の不注意で発生したとは言え、A社と管理契約  をしているH氏の所属するK社の立場。

 ③ 汚水を溢したので床を洗浄し、綺麗に洗い上げ、まさかトラブルに発展する事など思いも寄らぬマジメなH社の下請け業者。

 ④ そこへ、何してくれんねん・・と騒ぎだしたビル側と管理契約している清掃会社。もうどうしようもないから張り替えろと主張する、その社長が連れてきた石屋と設計士。

 ⑤ このテーマの初回に登場し、床の光沢が無くなったと激怒し、現状復帰を申し出たビルのオーナーは、H社とのテーブルに一切乗ってきません。全てをA社に任せたのでしょうか?

 研磨作業に入る前から、このテーマに不可解なものを感じている私ですが、最後に私の本音を記し結びたいと思います。

 このテーマの本来の目的は〃現状復帰せよ。〃であります。上段のみを綺麗に洗い上げたので、下段との見てくれのバランスが悪くなったんであるならば、再度上段部を汚して、何度かバフィングしてやれば、それなりの艶は作れます。上下のバランスがとれるまで繰り返せばいいんです。これが現状復帰であると私は思います。にも関わらず、お互いに話し合いの場も無く、いきなり大理石を張替えるか研磨するかの2点のみが現状復帰のテーマとなった事に少々、違和感があります。・・・片方だけが綺麗になって、見た目が悪くなったんで、全体を綺麗にする。綺麗になったら艶が無くなったので、イメージ回復の為に、研磨し光沢を取り戻す。・・・事の始めにこの内容で、K社のH氏がA社を通じ、ビル側に打診し、了解を得ることが出来ていたら、誰もが納得したのではないかと考えます。・・・ビルと管理契約している清掃会社と、その連れの石屋と設計士は本来、今件に関与すべきではない。私の感じる違和感は、この3名にあります。洗剤で洗ったから光沢が無くなったと、無知を傘に言い放ったんですからね。それとも、別に何か意図でもあったのかな。?剥離回収液と、洗いに使った洗剤は、アルカリ性です。大理石がPH10レベルのアルカリで溶解する事はあり得ません。

 私の知る限り、商業施設の通路に敷設されている30年程度経年した大理石(多用されているのは、ポテチーノ、トラバーチン、セルベジャンテ、ぺルリーノ)等で、光沢を維持している施設は、殆どありません。特例として2箇所の高級ホテルのポテチーノは35年経ってもいまだに光っています。それは、メンテナンス業者が毎日欠かさずバフィングをしているからです。・・・・洗剤で洗ったから光沢が無くなったんではありません。長年、塗り重ねた汚れと言う化粧が落ちたから、それなりの年齢を重ねた顔が出てきただけです。

 何はともあれ、間もなく決着?がつきそうですが。・・・このテーマにおける教訓・・・・請け負っている現場においては、たとえ些細な事でも、勝手に判断せず、必ず元請先に連絡し、元請先の責任において、指示を仰ぐ事・・です。請負とは、読んで字の如く、請けたら負ける?のです。故にリスクヘッジは不可欠なものとなるのです。

次回へ

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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