SUBERANAI BLOG すべらないブログ

常に顧客のニーズは複合的!!

   プロフェッショナルは引き出しが多い?・・その

 お客様の過酷な要請が私の成長の糧となりましたが、温泉の現場では共に悩みました。例の非解離成分の問題です。温泉成分のメタケイ酸・メタホウ酸・メタアヒ酸なるものに滑り止めの行く手を阻まれました。今度は〃水〃のテーマで足踏みです。この3種の成分の総数量が分析量の13%を超えると滑り止めの溶剤が反応しない?のです。塩酸の35%を落としても泡ひとつ出ません。さて、どうしたものか?・・・友人を介して多くの学者さんの意見見解をいただき、何とか克服したものの数ヶ月の時間を要しました。・・・この頃から私も少しプロ意識を持ち始めたのかな。

 滑り止めの現場で遭遇する出来事の1つ1つが知らない世界のものばかりだったのです。臭いの問題・スケール・エフロ・錆び・カビ・バクテリア・化学床材の滑り対策・コーティング剤のイロハ・・・次から次へとお客様から依頼されるテーマは湧いて出るが如く目白押しです。・・・まぁ、いろんな人に助けられながら、失敗を重ねながら1つ1つ、其れなりに克服してきましたが、滑り止めが専門なのに、滑り止めを活かす為に必要な知識がこれほど多く存在するとは努々思ってもみませんでしたよ。

 最近、講習・研修と人前で話をする機会が多くなりました。基本的には、毎回テーマを決めずにQ&A方式を主体に喋るようにしていますが、5・6時間がアッと言う間に過ぎてしまいます。講習を受ける皆さんは、基本的には滑り止め施工が出来る人達が多いようですが、皆さんは自分がまだ〃アマチュア〃である事を認識されています。本人も施工ができれば一人前の〃プロ〃と勘違いをし、お客様もプロと判断される昨今、故に失敗、トラブルが多発するのです。オヤジの世界で例えるなら、まだ見習いのレベルでしかないのです。お客様が見習いの小僧が作っている料理屋だと知ったら店には行かないだろうし、仮に食べても旨いとは言ってくれません。時折、天才肌の若手が登場しますが、その天才も現場では数多くの訓練を重ねているのです。

 私も老いて来て、現役時代のオヤジの言葉で記憶に残っているのは少なくなってきましたが、1つ書いてみます。

 お客様の〃旨い〃にも色々あるとバイ。甘くても・苦くても・辛くても旨いものは旨い。焼き加減・塩加減でも旨いは変わるし、使っている皿鉢に至るまでが旨いに繋がるとよ。型にはまるこたぁなかぁ。自分が納得できる仕事をするとがプロ。お客さんを満足させられるのがプロたい。じゃけん野菜作っちょるとこの土1つから料理は関係すっと。・・・母の実家が漁師だったので爺ちゃんから剣先イカの刺身に海水を使うとイカの切り身が透明になる事を、私が生まれる頃に教わった話とか、春夏秋冬の皿鉢を地元の唐津・有田の出入りの業者と相談したり、炭や水、塩、調味料に至るまでこだわり続けた50年にも及ぶオヤジの引き出しは如何ほどあったのか。・・・ヒヨコの私には思いも付かない。

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この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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