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床の汚れとの格闘篇  その3

            温めりゃ溶けるし、冷えりゃ固まる???

 一息入れ、ブツブツ一人言を言いながら思案します。3回目の洗浄後、温水で洗い流したら床の中から多量の体脂肪が飛び出してきた???。滑り止め溶剤の反応作用で結合している床材のすき間が大きくなった。??そこへ洗浄で使った洗剤が入り込み、体脂肪に反応し体脂肪が小さくなった。??またまた温水が入り込んだ事で体脂肪の固まりの周囲が溶けてた。??体脂肪が溶けて小さくなったから床面に上がってきた。??なんでやろ???床の中が見えりゃ簡単な事なんでしょうが、疲れきった脳細胞が明快な答えを出してくれません。とは言え限られた時間内での施工です。15分程の休憩を終え作業再開。若いから?・・・体力が回復すると頭の回転も(口も)滑らかになるもんです。体脂肪が洗浄するたびに床面に出てくるのは比重の関係が影響していると考えました。いわゆる水と油の関係です。水が床の大きくなったすき間に目一杯溢れるほど入った影響で、滑り止め施工溶剤で削り落とされた比重の軽い体脂肪が上がってきたんですね。きっと。まして3回目の洗浄で温水を使ったんで更に溶けて上がりやすくなった?と考えました。4回目の洗浄後、今度は水で洗い流しました。ようやく納得出来るレベルの滑り止めの床が出来上がりました。水で洗った理由は、小さくなった体脂肪を床内に固めて留める為です。長い年数、床内に吸収され、床内の至る所で固まった体脂肪は、そう簡単には取り除けません。しかしながら、水通し?は良くなった筈です。水通しが良くなって初めて床がスタッドレス効果を発揮するのです。そしてこの理論こそが〃セーフティME工法〃なのです。男子浴場の施工が終了した頃には、もう1つの女子浴場の方は既に中和洗浄を終え、待機状態でした。この間既に3時間費やしていましたので、残り2時間は、男子浴場で学習した内容に基ずき、洗浄を温水で1回、水で1回と連続して実施しました。効果は十分確認できました。一応これで現場での滑り止め施工は終了となります。・・が、これで全てが終わったんではないのです。むしろ始まりなんです。メンテナンスマニュアルを作成し提出し、以後のメンテナンスの手法とサポートについて話し合いの場をもちます。現場で発見した事、応用、対応した出来事は、滑り止めの効果を持続、継続させる為に必要なノウハウとなるからです。必要性にかられ、初めて世間に現場毎、床材毎のメンテナンスマニュアルを作成し提出したのは1998年であったと思います。現在、類似業者の皆さんも、以降この手法を引用されている事は承知してますが、形式的に1つのマニュアルをコピーし提出している業者が多いようですが残念なことです。現場には、床材を知り、水を知り、その他もっと多く知りえる事がある筈です。そして、自分の感性を信じ、現場で汗し、現場で学んだ事が、メンテナンス(維時,管理)に生かされるマニュアルとなる事を信じてほしいんです。もまだ修行中の一人として今後も、皆さんと出来るだけ情報を分かち合えたらいいなと考えています。・・・・・・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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