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床の汚れと格闘編 その10・・・・厨房の油汚れと滑り!その2

                           強化モルタル床の弱点

 前述した様に、強化モルタルにはスランプという規格があります。モルタルの密度を高める為にモルタルに樹脂(ポリマー)を混入します。強化するといってもモルタルを硬くするのとは違います。保健衛生上、雑菌がモルタルに入りにくくする為に考えられた事です。強化モルタルを敷設すると、当然ながら吸水性は極端に低下します。吸水性の低い床に、油脂成分が付着残留し、蓄積されてくると滑りが発生してきます。何処の施設担当者も同じだと思いますが、油汚れを除去する為に日々努力されておられる筈です。洗剤を使い、デッキブラシでゴシゴシ、そして水やお湯で洗い流す。・・・前置きはこれくらいにして本題にいきましょうね。モルタルは成分の関係上、少しづつ水に侵食されていきます。ましてや、自分自身が働く聖域ですから皆さん懸命に洗浄されています。すると徐々に侵食が進み、又お湯を流したりするもんですから更に侵食されて、スランプ基準を充たした強化モルタルの床も、やがては吸水性が大きくなってしまうんです。クラックが発生する場合もあります。反面、吸水性が大きくなったおかげで床は、滑りにくくなります。そして、1~2年も経過した頃の床は、見た目でハッキリと判るほど、凹凸が出来てきます。これが云わば強化モルタルの弱点なんですね。・・・エッ!初めに厨房の床は、よく滑るって書いていたじゃないかって?・・・そうでしたね。実は、それは油汚れの除去清掃が上手く出来ていない施設のことです。吸水性が大きくなると油汚れもその分床内に吸収され蓄積します。って事は、汚れ易くなるの?その通りです。そして清掃がおろそかになると滑りで危険がせまり、経年すればするほど、清掃作業はシンドイものと化します。これも強化モルタルの成せる業だと言えます。

・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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