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摩擦と滑りの関係・・・・摩擦と滑りは別物??? その2

   摩擦係数(CSR0.46以上)はクリアーしてるのに滑る???

 設計、ゼネコンからの滑りに関するSOSで最も多いのが、〃CSRをクリアーしているのに滑って困る〃と言った内容のものです。先日も大手のT社の現場責任者からの依頼で、滑りの診断とデモストレーションを兼ねて施設現場へ行ってきました。現場のタイルは数ヶ月前に敷設されたものでCSRの安全値をクリアーしています。T社も当然ながら滑りに対し安全な床材をエントリーしたと言う事でした。・・・で、何故滑るのでしょうか?今回のテーマの床材は、全く磨耗してませんし、メンテナンスも行き届いていて、これと言った汚れは見当たりません。12分の1の勾配の箇所が2箇所僅かにあるだけで、タイルの敷設に関しては何ら問題はありません。前回のテーマで少しだけ触れましたが、摩擦力と滑り止め(滑り)の関連性は、数百年来、答えの出せないテーマなんですね。出せない答えを確信犯的に且つ強引にモデル化(標準化)し、JIS規格にした事で今回のような混乱が至る所でで発生している訳です。こんな書き方をすると、CSRを否定しているようになりますので正確にJIS規格の内容の一部を記します。本来、CSRの静摩擦系数値は高分子床材(化学床材)に適用するものです。それを意図的に無機系床材に使用する、いや、させるからこのような問題が起こるんです。開発者は無機系床材には使ってほしくないと言いながら自らが使って鑑定なんてやってますし、タイルメーカー、商社に至っては目安ほしさに堂々とパンフレット等に明記し、安易に安全レベルのタイルとして販売してます。確信犯的にと言う表現手法を用いるのは適切でないかもしれません。しかしながら、今回の様なテーマがあまりにも多い事、そして実際に転倒事故が多発している現実がある限り、私は関係する各位にもっと真剣に滑りと言うテーマに取り組んでほしいと思うのです。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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