SUBERANAI BLOG すべらないブログ

本磨きの黒御影石はパンツが写る?~リバイバル~

本日より数か月リバイバル編をアップしていきたいと思います。
リバイバルということもあり、内容を一部アップデートしているところにもご注目下さい。

本当に写るんです。だからボカして・・・

このての話は過去に数回依頼を受けた経緯があります。黒御影石は、種類によって反射は異なりますが、今回のテーマの黒御影石は中国産。通称チャイナブラックと言われるもので、私の知る限りでは、黒い花崗岩の中で最も雲母成分が多いものです。

現状を確認するため、現地へ出向きました。

某オフィスビルの1階すべてにチャイナブラックが敷設されていました。壁には柔らかい薄茶色の大理石(トラバーチン)が使われていて、メリハリの利いたインパクトが素晴らしい建物です。個人的には好きなコンセプトなので、このままでもいいんじゃないかと思いつつ、管理責任者の話を聞くことにしました。

まだ築後2年のビルなんですが、今まで数回苦情を受けていましてね。
・・・実は、オープン後に他の業者に頼んでテスト施工してもらったんですが、美観が著しく変化し真っ白けになったんでストップしてた経緯があるんです。

・・・成る程ね。・・・

花崗岩の中でいちばん滑り止めが難しいチャイナブラック

滑り止めにおいても、チャイナブラックは花崗岩の中で最も難しいのです。タイル系に適した溶剤を塗布すると、たちまち真っ白に変化します。溶剤を薄めて使っても結果は同じです。他の業者がテスト施工に使用したのは恐らくタイル系滑り止め溶剤だったのでしょう。

過去に何回となく頭を抱えたチャイナブラック。既に克服しており、溶剤はいつでも製造できますが、私にはまだ疑問がありました。「ホンマにパンツ見えるの?」・・・(医者用語的表現)

そこで数箇所チェックして見る事にしました。すると・・・ありましたよ。確かに写る所があります。スポットライトが反射する横あたりです。原因が判明したのでいよいよ〃ボカシ〃の作業に取り掛かるんですが、どこまで建物のコンセプトをキープ出来るか、腕の見せ所となります。・・・が、ハッキリ言って自信ありません。

日を改め管理責任者立会いのもと、テスト施工日を迎えました。

〃もうチョイ・もうチョイ〃管理責任者の鋭い指示のもと、苦労しましたが何とか旨く出来ました。これで溶剤の配合を理解し、数日後には、施工も無事終了と相成りました。

依頼されたのは、光沢を維持し、写らなくすることでしたがこの技術は滑り止めの技術から応用したもので当然安全な現場となりました。

セクシャルハラスメントが騒がれる今日、安全・安心をテーマに邁進してきた私です。
この様な仕事を頂いて、得したような、そうでないような複雑な思いがあります。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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