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某大橋の滑り止め施工・・・一滴の汚水も川に落とすな!その4

           溝を塞ぐだけじゃ駄目!!

 施工日がやってきました。テープシールの剥離班8名、施工班6名、軽トラと水タンク管理担当各1名、高圧洗浄機担当2名、バキュウム担当2名(車道専任1名)手元は剥離班が兼務するといった体制でスタートしました。ここで皆さんはエッと思われるでしょうね。テープシールの剥離に8名も必要なのかって。12月の時折雪もちらついてくる凍りつくような寒さの中、20平米重ね合わせるように貼り巡らされたテープシールはそう簡単には剥がれません。しかも橋の歩道に貼っている事を考えると、接着剤としてエポキシ系を使っている可能性があります。エポキシ専用の塩素系剥離剤を使うと、その毒性が作業者に悪影響を及ぼしかねません。8名の選択は、そういった事態を配慮しての事だったのです。総勢20名という体制は500平米程度の現場においては異例なことです。通常の滑り止めだけなら8名体制で十分こなせる平米数なんですよ。車道専任のバキュームを配置した理由は、前回にて記した溝を塞ぐテストの結果に基づくものです。施工当日は予測通り、雪がぱらついていましたから養生テープが昼間と同じ様にうまく接着するかどうかが問題となります。必要以上に水が滞留しないように念のために配置する事にしました。夜の8時を迎え、施工開始です。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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