SUBERANAI BLOG すべらないブログ

現代は第3の情報鎖国???

      こんな難しいのできるか??その2

 さて、S社の有難い?申し出にMさんは、・・・嬉しくって舞い上がってしまったみたいです。何故かって言うと、彼は提示された磨きの山西黒とギャラクシーに、適正に反応する滑り止め溶剤の配合調整を既に承知していたからなんです。

 さっそく2種類の石を持ち帰ったMさんは、私に一報入れてきました。事情を話した後に彼は、・・・『大事な取引先であるから、まずは内藤統括にサンプル施工をして頂きたい』と言うんです。ある意味では千才一隅のチャンスかも知れませんが、あえて私は『あなたがサンプルを作りなさい』と指示しました。材料になる溶剤はMさんの会社に揃っていますし、旨くできたら彼自信の成長に繋がります。

 数十分後にMさんから電話が入ってきました。なんとも明るい声で・・『統括、出来ました。殆ど光沢と色の誤差はありません。滑りも完璧に止まっています』・・新米の弟子とは言え、石に関してはプロです。プロの目をもって彼が報告してきたんですから間違いはないでしょう。・・・『よかったね。後はしっかりS社に説明してね』・・・これでMさんが、少しでも自信って言うか確信をもってくれたら有難いと思います。

 数日後、Mさんは自分で作ったサンプルをS社に持参しました。サンプルをみたS社の反応は・・・予想通り驚いたようです。ただS社の担当者が・・・確かに今までの物とは違うね。・・で、これ何分おいたの?・・・何分おいたの?って聞かれてもMさんは答えようがなかったみたいです。我々セーフティの世界に、溶剤を塗布し、何分後に洗わないと石の表面状態が変わるって事がないからです。数百平米もあるような現場で、塗布した溶剤の反応時間を気にしていたら仕事になりません。塗布開始から10分放置しても10時間放置しても、最後に洗ったら全ての床の表面状態が同じでないと安心して作業できないし、作業時間も無駄に費やすだけになります。バラツキも出るでしょうね。

何分??・・・実はこれも前回に書いた〃刷り込み〃なんです。・・・俗に〃大は小を兼ねる〃等と言う諺がありますが、ケミカルの世界では通用しません。〃定量配合された溶剤の薬品反応〃と言うのは、水で希釈しても殆ど変わりません。ただし、水の蒸散の時間により、早いか、遅いかのズレと反応量の大・小の違いはあると思います。ある一定の溶剤しか無い類似業者の皆さんは、その溶剤を何倍かに薄めて、多種類の床材に使うんですね。だから何分って事になるんです。・・・十数年前の私も同じ事をしていました。サンプルの1枚2枚作る程度なら何とか・・・ならなかったですね。だから作ろうと思いました。・・・以前のブログで書きましたが、開発に明け暮れ、石やタイルに囲まれた日々を数年おくりましたよ。

 MさんがS社に新風(本当は新しくはないんですが・・・)を吹き込んで、これが今後の石材業界の発展に寄与してくれるなら最高に嬉しく思います。

次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

コメントを残す

まずは
現場相談と無料デモ
試してみませんか?

当社の「現場相談」とは「現場検証」と思っていただいたほうが分かりやすいです。

滑りは単純なものでなく、床材、仕上げ、利用シーンなどさまざまな要因が絡みます。それらを客観的にプロの眼で確認することで、今なにが起こっているのか?を正確に把握できます。それらを認識せずに対策を行うと滑り止めはもちろん、美観維持にも支障が生まれます。

「現場相談」と「無料デモ」を組み合わせることで、

  • 滑りの原因の特定
  • 化学的な観点での納得の説明
  • その現場で有効な対策方法のアドバイス
  • 適正な溶剤や施工方法によるデモ作業

などを受けていただくことができ、ほとんどの方は当社のデモ作業の結果に驚かれます。

原因と対策が分かれば、問題の多くは解決します。もし、他業者で施工した床が滑り出した、滑りは止まったが美観が損なわれた、お客様の転倒でクレームが発生し対策を打ちたい、などの課題をお持ちなら、一度ご相談ください。全国対応可能ですよ。

お問い合わせ