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表面張力では滑りは止まらない・・・・その2

表面張力では滑りは止まらない!!

 さて、今回のテーマは、水の吸盤力という怪しい表現について記してみたいと思います。水と言えば飲用をはじめ生活に欠かせないものです。また、人の知恵を得る事により、多種多様にその用途は幅広いものとなりますが水そのものに吸盤性はありません。水の力を借りて吸盤性を発揮させるには、それなりのメカニズムがあります。そのメカニズムに基づいた理論があってはじめて吸盤力という表現が可能になると私は考えます。一般的に業者の皆さんが表現されている7マイクロの穴というのは、元々はノンスリップマスターの開発者の表現手法なんですよ。穴という表現をした事で表面張力で吸盤をつくると言った曖昧な理論が成立してしまったんですね。コップの無数の絵が出てきて足が登場し、乗ったらピタッと止まるなんて事もありえませんよ。吸盤を発揮させる簡単なメカニズムを記します。無機系床材は、何回も書いています様に粒子の結合で形成されています。その為に床材(自然石やタイル)には、あらゆるところに隙間(毛細管)があります。吸盤性を発揮させる為には、まずその隙間にある程度、水そのものを滞留させ更に移動させる必要があります。更に隙間に滞留した水をより速く効率的に移動させるには、隙間の入り口を広げる事と、人の歩行という2つのファクター(要因)が大きく関係します。そのファクターの1つとしての役割を務めるのが適量配合された施工溶剤なんです。床の表面の隙間に施工溶剤を滲み込ませ反応させて水の入り口を広げます。その結果、必然的に吸水性も大きくなります。人の歩行は、滞留した水を床の中に押し込む役割を担う事になります。歩行するたびに床の内部では、強制的に毛細管現象が発生している事になります。詳細に記すと長くなるので、このへんで留め擱きますが、このようなメカニズムがあってはじめて吸盤作用というのは発生するんですよ。・・・エッ電子顕微鏡の写真には飛び飛びの穴が写っているじゃないかって。・・・確かにその様に見えますね。それも皆さんの感性で何故そう写っているのか考えてくださいね。もう十分ヒントは書いてますから。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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