SUBERANAI BLOG すべらないブログ

転倒事故裁判が続発する中で・・・

      滑り抵抗を数字で継続管理していく為には・・・その3

 さて、その1・その2で云々と記してきましたが、各所施設にも反論の余地はあります。・・・  『簡単に官能テストを実施せよって言うけど、その都度施設利用者(お客様)に協力を求める訳にはいかない。』・・・最もな事でしょうね。だからと言って現行のままでは不安を脱しきれない現実が見て取れます。

 そもそも官能テストってどういう事をするのか?・・・一例を上げてみます。まず不特定多数(20人~100人)の人にテストしたい床を歩いてもらいます。事前に準備したテストシートに年齢別・履物別に○印を求め更に、①非常に滑る②やや滑る③やや安全④非常に安全の①~④のいずれかに感じたまま○印を記入してもらう。③と④の○印が8割以上であればテストした床は安全とされるのです。

 各所施設はこの方式を毎回お客様にお願いする訳にいかないと言っているのです。最もだとは思いますが、だからといって摩擦の測定だけで済ましていたんでは安全の確認にはならないのです。要は測定する担当者が測定後に随時乗って確認すれば済む事なんですが・・・自信がないと言うか万が一の責任を被りたくないと言うか、そこらが見え隠れするんですよね。・・・だったら我々プロフェッショナルに委託すれば道は拓けると思うのですが・・・。

 そこらを考えた弟子のFが定期的な計測の委託を提案したようです。すると今度は〃その計測器は公的なものか?〃とツッコミが入ったみたいです。・・・計測器も最近いろんな会社が作っていますが無機の床材の摩擦を計る公的な計測器って私の中で特別なものは存在しないのですが・・・。しかも勝手に公的と判断した摩擦測定器の摩擦測定値のみで管理してきた結果、スリップ事故が発生し裁判沙汰になっている訳ですから・・・なんと懲りない、反省のない方々ばかりなんでしょうか。

 自己保身に走る傾向はどこの施設にも有り得る事です。しかしながら残念ではありますが現時点レベルでの保身策だけでは自分を守れないのです。〃守る?〃って事を言うと関係各所の方々は基本100%を望まれますがこれも無理な期待となります。100%の管理ができれば可能なんでしょうが・・・それこそ100%不可能な事ですからね。

 要は自分の身は自分で守る事が全ての基本なのです。健康維持や交通ルール心がけるのと同じように、床も自分の身の一部分として捉える事です。検査・検問の情報が事前に知らされると誰しもがその為の準備対策をするでしょうが・・・ね。それも周到にね。だから言ってるんです。定期的に摩擦を測定しているんだったら、ついでに床に乗って滑りの確認もしておけってんです。そしてその結果報告を正しく記録し変化があればその都度対策を打つ、しかも周到にね。・・・(o^-^o)

弊社製作のPPDスリップメーター

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この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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