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高速道路PAでの出来事

             石化した汚れを除去せよ

 手元に対応すべき汚れの一片でもあれば、反応性を確認しつつ対応すべき溶液を調整調合できるのですが、残念ながら現場で削り取ることさえ出来なかったので、私の感覚と過去の記憶との戦いとなりました。無機酸、有機酸にフッ化アンモニウムを混入させていく訳ですが、ただフッ化物の反応性を高めるだけでは駄目なんです。珪酸化した汚れが落ちた後の床の表面状態を必要以上に変化させては意味がありません。過去の記録と記憶をたどりながらゴソゴソと・・・なんとか出来上がりました。汚れが落ちるか否かは神頼み?とにかく明日にそなえ、チョッとだけ眠ることにしました。

 さて現場で試す事になりましたが、一抹の不安はあります。いつも何かを試す時は同じ気分ですが・・・ドキドキしますよ。

 落ちました。きれいに落ちましたよ。床の表面状態も殆ど変化してません。40リットル持参した溶液の殆どを使い切り、全ての石化した汚れを除去し作業は完了しました。滑り止め施工はNEXCOさんより、3日の日程を申し渡されていましたが、基本的に本日終了とし、残り1日はチェックの日としました。

以下次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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