SUBERANAI BLOG すべらないブログ

滑り止め業界もデフレスパイラル???

大変な時代になりましたなぁ

デフレスパイラルの続く経済環境の中、隙間産業としての一位置を確立し、健闘してきた滑り止め業界もその渦中にあります。何でも安くないと売れない時代?に困惑しつつも、長年お付き合いし、ご指名を頂戴しているゼネコンさんの要請には乗らざるを得ません。

安全・安心を提供する仕事は、ただ1回の滑り止め施工でハイ終わりって訳にはいきません。責任施工と2年の保証期間を掲げて請負う以上、施工後も其れなりに、防滑性能のチェックに行ったり、メンテナンスについてフォローしたりと付き合いは継続します。

我々はスリップドクターです。当然ながらメーカー(医者)としての資格も認可も得ています。

手前味噌ですが、セーフティは経験豊富で我が国でもトップクラスの専門医が多く存在する防滑総合病院であると自負しています。そして、その知識と経験をもって患者さん(危険な床)を手術(滑り止め施工)し、体調維持、回復を目的とした薬(洗剤・復活剤)と、その患者(現場)に適正な処方箋(メンテナンスマニュアル)を提供してきました。

新しい病原菌(問題点)が発生したら、その都度対策検討をし、研究し、そして新しいワクチン(溶剤)を繰り返し開発してきました。従って、開発してきた其々のワクチン(溶剤)は、病気(床材の種類と滑りの要因)によって基本的に使い分けないと、まともな治療にはなりません。

頭が痛いのに腹薬を飲むようなものです。・・・また余計な事を書いてしまいました。スミマセン。

今、我々は悩んでいます。デフレスパイラルの流れに乗るか否か。滑り止め業界の発展に身を投じてきたものの、不況経済に呑み込まれ、生き抜く為に採算を無視してまで安売りをするか否か・・・・

開発費の掛からなかった類似の業者さんにとっても大変な問題の筈です。価格水準を一旦崩してしまったら中々元に戻す事は困難となります。将来のビジョンも描けなくなりますし、サービスの低下も当たり前になるでしょうね。

我々の仕事はある意味では、〃人の生命を守る〃事をやっているんです。だからスリップドクターなんですよ。病気(滑り)に医者(滑り止め業者)は絶対必要です。我慢のしどころ?かもしれませんが、このテーマは滑り止め業に携わっている皆さん共々考えていく必要性があると思っています。このブログをご覧頂いた方々のご意見を頂戴できれば嬉しく思います。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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