始まりは発想・想像・想定・・・そして創作・考察の世界へ
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・((´∀`))ケラケラ
年を重ねたせいか最近どれだけの溶剤を創作してきたのか分からんようになっています。・・もちろん数字的データは残してはいますが、開発ターゲットの床材が何者で、どんな反応を繰り返し滑らなくなったのか・・とか・・ベッピンさんに仕上がったものの、コンテストに出せるレベルであったか否か?・・・写真とかその時の内藤の視点感想とかもっと細かなデータを記録として残しておく必要があったなあ・・と考える今日この頃であります。・・・
特に平成11年~平成13年の間は無茶苦茶やってましね。・・・世間で床材として利用されるであろう石材・タイルについて、手に入れられるものの殆どを買い求め・・・石材に限っては100㍉×100㍉にカットして送って貰ったりしてました。・・・テスト試材は、一回塗布し滑り具合をチェックし、上手くいかなかったら即廃棄処分となり、納得するまで繰り返しテスティングするので数日で相当に重たいゴミの山が出来てしまいます。・・・買っては捨て買っては捨ての繰り返し。・・・購入費と廃棄処分費で・・・首が回らない?いや右にも左にも動かない日々の連続でしたよ。・・・( ;∀;)
この時代(今もそうかな?)・・滑り止めの溶剤を創作する為にここまで”ヤル”おバカは内藤だけだったかも知れませんね。・・・当時、基本的にやや理解していたのは石材成分構成くらいですかね。大理石は石灰成分含有量平均80%プラス不純物とし、花崗岩を始め火成岩・変成岩・その他類する岩石の共通点はシリカ成分の含有量が平均50%プラスその他と仮定して溶剤開発をスタートしました。
磁器タイルは粘土によってはシリカ成分含有量の多い長石や硅石の粉を混ぜ合わせたりするので、基本的には石材と同等と考えました。ただ粒子構造・構成が異なるので其れなりに余儀なく溶剤の配合調整を繰り返しました。
まあ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって奴で、これならいけるかもが1つ、また1つと増えていき3年経過した頃には磨きのセラミックタイルを含め約30種程度の溶剤が出来上がっていました。・・・磨きのセラミックタイルの為に創作した溶剤が真っ黒の山西黒の本磨きに適正に反応したり、テラコッタタイルに適した溶剤が磨きのカパオポニートに適正に反応したりと、其々の各種溶剤が思いもよらない物に適正近く反応したりして・・・この様な興味深い現象を経験した事で・・・私は更に滑り止め世界の深みにハマり込んでしまった様です。