SUBERANAI BLOG すべらないブログ

箱根の山は天下の剣・・・難関を突破・・滑り止め成功

             4打数1安打で勝利宣言

9日、早朝6時に宿敵?箱根仙石原温泉に向け出発。・・・なんとAM10時半に到着してしまいました。・・アポは13時。・・気が流行ってしまい早く着いてしまいました。・・・( ;∀;)

-イオン(硫酸イオン)45%・非乖離成分(メタケイ酸・10%・メタホウ酸25%)・PH3.5の難敵を相手に新たに準備した溶剤は4種類です。・・・過去のデータを繰り返し参照し、ほぼ1週間かけ制作したものの不安満載。自信なんて欠片もありません。・・・それでも70歳の少年の胸はドキドキと高鳴っているのです。・・・バカですよね。

箱根観光?で時間を潰してから昼食を早めに済ませ、目的施設に到着。・・・支配人に挨拶し浴場に案内して頂きました。露天風呂が併設され、こじんまりとした如何にも箱根らしい風情漂う浴場です。

さあ店開きとばかりに持参した4種の溶剤と補填剤やらを、同行した戸田君が支配人の面前で並べ出したので内心大笑い。・・・そこまでパフォーマンスせんでもエエのに・・なんて思いながらもお陰で高鳴る気持ちを落ち着かせる事が出来ましたよ。・・・

気持ちが落ち着いたところでデモ施工を開始。・・・施工箇所は①浴場出入口②通路③浴槽回り④洗い場の4か所とし、其々の箇所に持参した4種の溶剤を塗り分けて養生。・・・養生し放置時間10分とした。

10分後、運命の審判の時です。・・・再び胸が高鳴るのを快しと感じながら、養生を外し、中和し、タイル内から浮き出た体脂肪をPH12レベルの洗剤で中和分解し、洗い流しました。・・・

結果は4打数1安打となりました。・・・1か所だけが納得レベルでした。他の3か所についても滑りはそこそこ抑制されてはいますが、内藤的に合格点は出せないと考えました。・・・しかしながら新溶剤が出来た事は喜ばしい事です。

実は、新溶剤が確定し安心したところで、他に確認したい事がありました。・・・それは従来温泉浴場で成果を出し続けてきた溶剤が、この仙石原温泉の特殊成分に対しどこまで戦えるのか・・・確認したかったのです。

SP・99・バイオSP等の溶剤を同じ手順で塗布し養生。・・洗い流すまで同じ手順で作業し滑りを確認しました。・・・結果は予想通り殆ど効果無しとなりました。・・・ですが効果のウンチクはあくまで厳しい内藤の見解となります。

何はともあれ今回の箱根仙石原温泉デモ施工の旅は、授業料を支払ってでもやる価値があると考え、お願いし出向きましが、本当にいい旅であったと満足しています。

 

つづく

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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