キッズ専用プール施設から滑り止めの依頼があったのですが・・・
俺ってそんなに難しい？？・・・その２
施設オーナーは40才くらいで驚きました。・・・若い・・・経営に関しては結構やり手なんでしょうね。・・・なんて事考えながら、暫しお話をさせて頂く事に。・・・まずオーナーから施工で使用する溶剤の安全性について問われ・・・問題ないと回答。N社担当者からMSDSの提出を求められ・・OKでクリア。
次は私からオーナーへ・・・プールサイドの構成上、スタッフによる洗剤を使った洗浄作業が困難である事を説明。安全の維持をキープする為、循環水路養生にノウハウを有する弊社グループに定期的なメンテナンスをご検討頂きたい。
オーナーから私へ・・・お金がかかる事なので、必要な材料を御社から購入しスタッフがメンテナンスをやる場合のコストと御社グループが定期的にメンテナンスを実施した場合のコストを算出してほしい。・・・
まあこう言ったやり取りを交わしましたが、メンテナンスをやった経験のないスタッフに、イロハから指導するのも大変な事ですし、現場において最も重要な循環水路の養生ノウハウを教える訳にはいきません。・・・つまりはオーナーの単純な思考に我々の技術ノウハウを差し出すつもりはない訳ですから、・・出来ない人に材料コスト○○ですって言っても無駄な事。・・・厄介な事になりましたがオーナーの意向を無碍には出来ないのでN社担当者と協議する事に。・・・
N社担当者曰く、・・簡単に洗剤の使い方・洗い方・復活剤の使い方等書いて送ってもらえないだろうか。・・・
本件は緊急事態って事だったのでたまたま素早く動けた私が現調に出向いたのです。・・・定期的なメンテナンスを必要とする現場故に東京のH君に後を託すつもりで事前に連絡していたので現調が終了後、彼の事務所に直行。・・・当日はH君の配慮もあって某ホテルにて一泊。ホテルのカーテンを開くと、嗚呼あ・・目の前にスカイツリータワーが・・・・。
妻は感激し、スカイツリータワーの色彩変化を楽しむ為、一晩中カーテンは開けっ放しで就寝。・・・H君に感謝。感謝。
翌日、私はH君の事務所で一日研修会。・・・妻はスカイツリータワーへ・・・私が東京で研修会をやるのは初めての事。・・・内藤の近くにいる関西の連中が羨ましいとH君が言っていたので一度くらいは東京でも話をしてやらないといかんなあと思っていたのでなんやチョットだけ責任を果たしたような気持ちになりましたよ。・・・5時頃まで喋って・・・N社担当者からの宿題もあり、・・その日のうちに大阪に戻りました。・・・
帰阪後、さっそく依頼された宿題に取り掛かりました。
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この記事を書いた人
内藤 憲道
多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター（研究者）として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、（一部では）圧倒的な信頼を得ている。