SUBERANAI BLOG すべらないブログ

パブリックドメイン!?

アナタ何故怒らないの??

先日もある人から言われました。・・・『内藤さん、何でもっとガード固めないの?』・・・いつも私を気付かってくれる有難い友人です。・・・でもね、私如きのノウハウなんて本来、現場に携わっていれば自然と身に付くものですし、料理の世界と同じようなもんです。

例えば、火加減と、少しの塩加減。出汁に何を使うか、食材をどう使うか。何で切るか、どう切るか。何で煮るか、どれくらい煮るか。スパイスは何を使うか、どれくらい使うか。皿はどれを使うか、どう盛るか等々。アイデアと工夫次第で如何様にも変えることが出来ます。

滑り止めの世界も料理の世界も、お客様が安心してくれて、そして満足し喜んでくれてナンボなんですよね。その為に如何に工夫を凝らすか考え、そして何度も繰り返し実践するうちに、その一つ一つがノウハウとなっただけです。

知的財産でも何でも無いと私的には思っていますし、滑り止め業界の発展に繋がるのなら、業界で共有しても全く問題ないと私は考えています。

だからと言って、私と同じ味が出せるか否かは別問題ですけどね。ただ、お客様のニーズ(趣向)は其々違いますから、如何なる味であってもお客様が満足すれば、それはそれでOKとすべきだと思います。

私が多くの人達に対し、無防備に近いレベルでノウハウを伝授する背景には上記の思考があるからです。ですから、呆れる事は数多くあっても怒るって事は殆どないですね。

〃パブリックドメイン〃ですよ。・・・でも残念なのは、10年経っても滑り止め業界のハードルが全く上がって来ない事です。決して不況だけが原因では無いと思いますが・・・・。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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