ボチボチ時の流れに浮かんでみましょうかね。【その1】
何や知らんけど何もかもが変わっていくような・・・!! その1
新溶剤はコンビニとスーパーに限定し販売目的で開発したのですが、さっそく面白いが笑えない話が舞い込んできました。大手商社や大手ゼネコン等幅広く手掛けている弊社と仲良しのK社があります。最近、弊社の企画に本格的に参入してくれて本当に有難いと思っています。しかしながらまだ滑り止めについての経験が浅く現在、担当者を指導中の段階であります。
そのK社の営業力のお陰でしょうか、突然に数件の大量販売の案件が持ち上がりました。・・・時はコロナに振り回され、請け負った現場施工も凍結状態が続く中、大変に有り難い事です。
その案件に商社のⅠ社が関わってくれているのですが、いかんせん弊社は吹けば飛ぶような小さな会社です。開発力、技術力に秀でているとは言えキャパに問題があります。その上、新溶剤を製品化するのに約1カ月を必要とする為、喜んでいる余裕はないのです。むしろK社をはじめ各社に迷惑をかける訳にはいかないのでプレッシャーの方が大きいのです。
成るか成らないかはさて置き、先ずは社内の体制の準備に取り掛かりました。生産性向上の為タンクを3つ増設し、数種の製品容器の発注、新ラベルの発注、数種の段ボール箱の発注等々慌ただしい日々となりました。7月には事務所を改装し、貯蔵スペースも増設し、とりあえず応急的な準備を整えました。
今年の5月24日、厚生労働省の通達によりフッ化物が全て劇物扱いとなりましたが(7月1日施行)、幸いな事に、弊社の新溶剤は適用されずに済みました。そのおかげで事務所内に製品ストックスペースを設置出来たのです。・・・(詳細は省略)
生産体制も整い新溶剤の製造に取り掛かっていますが、これが又大変な作業なんですよ。製造工程は当然企業秘密ですが、先に記したように新溶剤の完成には約1カ月を必要とするのです。20数年多くの溶剤を開発してきましたが、これが内藤が開発する最後の作品となるかもしれません。
日本・韓国・中国と謎めいたフィクション作家により多くのいい加減な溶剤メーカーを誕生させてしまった内藤の溶剤ですが、最後の作品についてはどうでしょう?新溶剤そのものが架空めいた発想?で偶然出来たようなものですからね。今迄みたいに巧みな言葉・表現力を駆使しただけでは簡単に現場で答えがでません。
仮にシリコーン樹脂系コーティングが施されていない磨きのセラミックタイルの施工において、1回目の施工で光沢を維持させ滑りを止める事を必死にやる事しか出来ません。このレベルは2003年、弊社が建築技術展にて初めて発表し、賞を独占した時代の化石みたいなものでしかありません。賞を頂いてから17年、内藤が何にも考えずにボ~と過ごすと思いますか?・・この間にリーマンショックの煽りを受け恥ずかしながら都落ちの憂き目にあったり、シリコーン樹脂系コーティングに泣かされたり、結構ボコボコを経緯してきたのでボーっとする時間は無かったのが本音ですが・・・(笑)
2003年以降、私が課題として来た事は2つ。1つは我が国の排水処理に対する環境管理の動向を注視し常に即行にしておく事。もう1つはシリコーン樹脂系コーティングをクリアーする事です。
つづく