東京での展示会を振り返って・・・
井の中の蛙大海を知らず・・・?
先月、SLIPOUT販社の展示会応援の為、東京浜松町に出向きました。今回はメンテナンス業者さんをメインとした2日間の催しで、大盛況でした。
私は姪っ子の結婚式が直後に控えていた関係で1日だけの応援となりましたが、助成しに駆けつけてくれた東京の前田さん共々、殆ど休む間もないくらい喋り続けた1日となりました。
展示会は過去何回も経験し慣れっこの私ではありますが、正直驚きましたよ。・・・大勢の来場者に驚いたのではありません。自分でも不思議に思う程新鮮な感じ?感覚?に驚いたんです。こんな気持ちを覚えたのは、平成10年に大阪のインテックスに初めて出展した時以来ですかね。
東京には平成20年まで専任1名の事務所を設置しておりましたが、大不況の煽りを受け撤退した現実があります。代理店ビジネスを主に展開している後発の類似業者さんは意外?と今日も元気に頑張っていらっしゃる様ですが・・・。
滑り止めは誰でもカンタンという誤解
今更思う事ですが、滑り止め(防滑)って言うのは見た目には簡単に写るんですね。だからある意味誰でも出来ると思い込ませるのはそれこそ〃簡単〃なんですね。・・・でも奥が深い。・・・十人十色と言いますが、床材も同じです。
単に〃滑りを止める〃と言う目的だけなら施工溶剤は2種類もあれば十分事足りますが、それではお客様は決して満足してはくれません。ロケーションの維持要請に始まり、長期に渡り十分な防滑性能維持の要請まで、当然の如く求められます。多くの経験とノウハウを持ち合わせた熟練者を擁した溶剤メーカー兼施工業者でなければ出来ない特殊性があるのです。
今回の展示会の目的は、その〃特殊性〃をSLIPOUT滑り止め洗剤とパッケージにして販売する事にあります。従って条件付きの販売って事になります。展示会で条件付きの販売って可笑しな話ですがね。
販売条件は2つだけ
- SLIPOUT滑り止め洗剤を使用したい対象の床材の写真を、販社か弊社のどちらかにメールすること
- メール送信後弊社とヒヤリングをすること。
場合によっては(床材によっては)滑り止め洗剤の配合を変えたり、養生を指示したり、作業の手順を指導したり、後のメンテナンスの手法を指示したり・・・。ヒヤリングの目的は、SLIPOUT滑り止め洗剤を購入される業者さんをサポートすることにあります。
ややこしい現場の場合は費用は頂戴しますが現場出張もありますし、こちらで(各拠点に位置する代理店)施工を請け負う場合もあるでしょうしね。
まぁ、ある意味で無茶な意向を持っての展示会ではありましたが、意外に反応がありましてね。・・・類似業者の溶剤を使ってきたと言うある業者さんですが、30分程粘っこく質問されまして・・・嬉しかったですね。
何処の溶剤を使っていようと関係はありません。〃熱い奴〃は久しぶりだったもんで、つい喋り込んでしまいましたよ。・・・彼は大変に喜んでくれました。そして・・・『2年も防滑の仕事してきたが、今日初めてイロハが理解出来た気がする。2年間は其れなりに充実していたけど、・・・自分は井の中の蛙だったんですね。』
熱くって謙虚で、東京では、こんな見知らぬ仲間(同業者)が頑張っていると思うと何かしら嬉しくて、キツイ1日ではありましたが心豊かな1日でもありました。