東北地方太平洋沖地震・・・
言葉に出来ない悲しい思い・・・
被災でお亡くなりになられた数多くの方々のご冥福とお悔やみを申し上げます。また避難された方々におかれましても厳しい現実に耐え忍ばざるを得ない現実があります。軽々しい言葉だとお叱りをうけるかも知れませんが、どうか気持ちを強く持ち続け頑張ってほしいと願うばかりです。
49時間程テレビの前から離れる事が出来ませんでした。そして生まれて初めて津波を知り、その脅威を見せ付けられました。大きな家屋をいとも簡単に浮かして流して粉々に破壊し、トラックも乗用車も、まるで木の葉の如くあしらってしまう光景を延々と見つめているうちに、子供の頃から数えて十数回も観たC・ヘストン主演の『天地創造』の一場面が重なってきました。・・・何故神様は突然に罪も無き我が同胞にかくも残酷な試練を与えたもうのか。・・・ただ呆然と言葉もなく見続けるしかありませんでした。
韓国、米国をはじめ世界90カ国の支援の申し出に感謝と感動を覚え、自分も何かをしなくてはいけない衝動を抑えきれずにいます。
ただ経済界(機関投資家)においては、ごく当たり前の様に、株安を見越しての債権買い、被災に連動した保険業界の動向を見越して急速な円買いに動いています。保険業界は機関投資家の一員ですから、多くのドル商品を抱えています。保険金支払い準備の為、ドル建商品を売却し円をキープする必要があります。その為に市場に出回っている円が激減し急激な円高となるのです。
日銀が7兆円規模のドル買いに介入した背景の理由の一つがここにあります。・・・日本国民の心の痛みまでもが機関投資家の損得の糧にされていると思うと、怒りを抑える事の出来ない私がいます。別世界の話である事は百も承知です。需要と供給の何たるかも承知しています。・・・ただ悲しいのです。・・・