油まみれの厨房!!!
安全とは言えないが大丈夫だと思います?
またまた私の大好きな三遊亭歌の介師匠の落語の一説を紹介してみたいと思います。
私は飛行機が大嫌いです。それでも仕事の関係上、1年365日のうち260日は飛行機に乗って飛び回るんですよ。
たまたまその日はプロペラ機に乗ってましてね。・・・ふと窓を見ていたら片方のプロペラが止まっているんです。わぁープロペラが止まっとる・・・。誰かが大声で叫んだら、他の乗客の皆が皆、一斉にプロペラの動いてる方へ動いたんです。そしたらスチュワーデスが飛んできて・・優しい声でプロペラは片方が動いていれば飛行機はチャンと飛びます。大丈夫ですので皆さん元の席に戻ってくださいって言うんです。
そしたら又誰かが・・目的地にチャンと着くのかって聞いたんですよ。・・そしたらスチュワーデスは、多分大丈夫だと思いますって言うんですよ。・・多分???・・・目的地に飛行機が着陸するまで胸がドキドキ高鳴って冷や汗でびっしょり・・・私は飛行機は嫌いです。
面白いのでご紹介しましたが、おそらくこの飛行機は直に点検修理されたんでしょうね。
厨房の滑り止めの営業に伺った時に店長、マネージャーから〃安全とは言えないが多分大丈夫だと思います。〃と軽くあしらわれる事もシバシバあります。
実は、チェーン展開している色んな店舗さんから耳にする言葉なんですが、きっと従業員の皆さんは十分注意をはらうよう日々指示されているんでしょう。その各店舗で食事をする事も多い私ですが、客席の床は従業員が厨房から持ち込んでくる油で薄汚れていてベタ付いています。当然ながら滑っています。
厨房の中は以前に記したように、水が床に落ちればたちまちスケート場と化します。(少しオーバーかも)?滑って当たり前の床の上を用心注意しながら歩き回る従業員さんは慣れているとは言え大変な苦労だと思います。
常に足を踏ん張るといった動作を繰り返すとどうなるか?足腰を筆頭に、そりゃあ疲れますよね。だから事故に発展する危険性というのは常にあるんです。
客席の床だって同じです。〃スリップ転倒者が出ていないから大丈夫〃という認識では危険すぎます。スリップは常に発生しています。転倒者が出ていないのは、従業員とお客さん其々が滑りを意識して注意しながら歩いてくれているお蔭なんですよ。
モラール向上委員会会長内藤的な文章になってしまいましたが・・・・今回はこの辺で。