SUBERANAI BLOG すべらないブログ

防滑のプロが増えるのは良いことですが・・・

私は滑り止めのプロですけど・・なんて言われてもね・・
う~んんんん・・

 

 最近の話題ですが、設計仕様に弊社のME工法が指定となっているらしく各地方から電話を頂戴する事があります。内容は入札の為、実勢と設計の価格を教えてくれって事です。・・ある意味では有難いのですが本音を言うと困惑しています。

 

 何をもって困惑しているのか?・・それは問い合わせしてくる業者さんの殆どがME工法を知らないからです。滑り止めには違いないのですが、基本スタンスが違います。簡単に違いを述べれば次の様になります。

①敷設床材毎に使用する溶剤を調整する。
②施工時、溶剤塗布は2液性に分け、一次溶剤・2次溶剤として重ね塗りする

 

のがME工法の基本です。

過去に幾度となくこのブログや他で解説したりしてきましたが未だ理解されていないのが現実です。

床材毎に適合した溶剤を塗布するか、限定された1種類の溶剤で全ての床材に対応するかの選択となりますが、弊社に問い合わせてくる業者の殆どが限定1種類の溶剤でしか施工出来ない又はそれしか知らない業者ばかりなのです。そして最悪なのが施工が決定しても弊社の溶剤を使ってくれません。

ME工法というのは、弊社が現場情報を元に、弊社が現場の床材に適した溶剤を作り、現場で業者がその溶剤を塗布し適正な滑り止めを提供することを意味します。

 

 ゼネコンさんや元請けさんをME工法の名のもと欺いているのです。現場名やゼネコンさん等が分かれば何とか出来るのでしょうが、迷惑千万、本当に困ったものです。電話口で教育指導できればと思うのですが・・・。施工指導しましょうか?と一応は問いかけるのですが、業者の返事は殆ど知ってるから結構です。・・・心配なので、溶剤は何処のを使う予定ですか?と尋ねると¨ミヤキ¨っていう返事が多いですけど、・・ゼネコンさんも業者さんもかなりいい加減な仕事してる様ですな。・・設計さん聞いたら怒りますよ。本当。

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この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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