SUBERANAI BLOG すべらないブログ

神戸水族館・・厚塗りシリコーン樹脂系コーティング磨きセラミックタイル施工

            施工後のひと悶着?・・・全く知らない故に説明してほしい!!

タイルの拭き上げを終え、現場所長に防滑作業終了の報告。・・そこへ当初本件施工を依頼してきた本社のS氏がたまたま?登場。簡単に挨拶を済ませ終了した施工現場を所長共々見てもらう事にしました。・・その結果、ご指摘が2件発生。・・1つは1枚のタイルに少し小さな模様がある事。・・後の1つは2枚のタイルについて。・・距離をおいてタイルを見たら2枚のタイルだけがボケて見える事でした。・・ン・・内心ごもっとも・・と思いながらも、現場責任者の施工のミス的物言いにイライラ感を必死でこらえる私。

何故この様な現象が発生したのか、そして今後この現象がどう変化していくのか説明しました。・・幸い本社のS氏は聡明な人で理解を示してくれましたが、・・問題はクライアントがどう判断するかによります・・と言われました。・・不可逆的な事ではあるが、万が一にもクライアントからご指摘があれば、問題のタイル3枚張り替えてください。費用は弊社負担で結構です。・・と申し入れました。

大阪セーフティの内藤を知っている方が、この一件を知ったら”一体どうなってんの?”と思われるでしょうね。・・・これには理由があります。・・1つは事前にシリコーン樹脂系コーティング磨きセラミックタイルについての具体的な説明をしなかった事です。・・たぶん説明しても基本理解されなかったとは思いますが・・・。もう1つは想定もしなかったアクリル系残留物があった事です。・・残留物が透明であった事とデモ施工現場が薄暗くって不覚にも見逃したことです。

『内藤さん・・気は確か?』って言われるかも知れませんが、しっかりと大丈夫です。・・そもそも説明責任とか残留物があったから等は関係ないのです。・・自分に慢心があったんだと思います。・・・例え一時的な不可逆的なものであるにせよ、例え不可抗力的な要因があったにせよ・・・受注した以上、クライアントや施工発注者には関係ない話なのですから。

弊社の最新秘密兵器?SLIPOUTクローザーとK-1の問い合わせが多い中、今回の一件はむしろ前向きに捉えて、お客様目線で不足している部分を補填する意味で有難く受け入れたいと考えています。・・・シリコーン樹脂系コーティングとタイルの密着空間にに水が滞留して模様に見えるが、数年のうちに蒸散し模様も消滅するとか・・コーティングが厚いと傾斜角によって時折ボケて見えたりするとか・・・何かマニュアル的なものを作成する必要があるか否か・・・課題を提供してくれた現場でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

コメントを残す

まずは
現場相談と無料デモ
試してみませんか?

当社の「現場相談」とは「現場検証」と思っていただいたほうが分かりやすいです。

滑りは単純なものでなく、床材、仕上げ、利用シーンなどさまざまな要因が絡みます。それらを客観的にプロの眼で確認することで、今なにが起こっているのか?を正確に把握できます。それらを認識せずに対策を行うと滑り止めはもちろん、美観維持にも支障が生まれます。

「現場相談」と「無料デモ」を組み合わせることで、

  • 滑りの原因の特定
  • 化学的な観点での納得の説明
  • その現場で有効な対策方法のアドバイス
  • 適正な溶剤や施工方法によるデモ作業

などを受けていただくことができ、ほとんどの方は当社のデモ作業の結果に驚かれます。

原因と対策が分かれば、問題の多くは解決します。もし、他業者で施工した床が滑り出した、滑りは止まったが美観が損なわれた、お客様の転倒でクレームが発生し対策を打ちたい、などの課題をお持ちなら、一度ご相談ください。全国対応可能ですよ。

お問い合わせ