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神戸水族館・・厚塗りシリコーン樹脂系コーティング磨きセラミックタイル施工

     デモ施工箇所と反応が違う???・・・その1

施工依頼がある場合、床材と施工溶剤の相性チェックを確認する必要があるのでデモ施工は必然です。今回もの現場も例にならってデモ施工を実施。・・結果、コーティングが厚めであると判断し、施工溶剤もそれに対応出来るものを準備し本施工に臨みました。

施工に入る前に(溶剤を塗布する前に)必ず床面を事前チェックして回るのですが、その時タイル表面に妙な残留物がある事に気が付きました。・・タイルは見た目光沢があり何の変哲もないものでしたが、部分的に輝き反射の違う箇所がいくつかあるのです。・・不審に思い手持ちのカッターでタイルの端っこを削ってみると・・ほんの少しですが削れたのです。・・やば・・なんやねん・・これ?・・

そう言えば施工依頼があった時、・・珪砂施工したけどクライアントがダメだししたので剥離した・・とか言ってたのを思い出しました。・・珪砂施工の基本溶剤が何か分かりませんが、もしアクリル樹脂系であったとすれば、・・間違いなくタイル面に残留している筈です。基本透明であるので見た目で判別出来ないのです。・・残留の有る無しについて依頼会社が分かる筈もありません。・・・厚めのシリコーン樹脂系コーティング+アクリル?の残留物。・・・対応は出来るけどしんどいなあ・・・

本音を言うと施工溶剤を変えたかったのですが、この後に及んではどうしようもありません。幸いデモ施工でシリコーン樹脂系コーティングが厚めである判断から溶剤を3倍程準備していたので、重ね塗り手法で対応する事にし施工を開始。・・・ただし今回においては、水を使わないの看板を外して施工をする事になります。

 

つづく

 

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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