SUBERANAI BLOG すべらないブログ

高級マンションの床は磨きの黒御影だった・・・

黒御影(インパラブラック)の防滑施工

SLIPOUT滑り止め洗剤の販社からメールが入っていました。注文してきたのはメンテナンス業者さんで、撮影した磨きの黒御影らしい写真が2枚入っています。早速いつもの様に販社のF氏に確認の為に電話を入れました。

『写真ではハッキリと判断出来ないけど、黒御影なの?』と聞けば、『はい。黒御影です。』と答えが返ってきました。

黒御影石だけでも数十種あるので、『じゃぁ黒御影の何なの?』と意地悪して彼に問い返しますと、『ン?・・・黒御影です』・・・とまぁ予定通りの返事が返ってきました。(o^-^o)・・・

そのうち少しくらいは石(床材)の種類を覚えてくれれば有り難いんやけどナァ・・・なんて思いながら、一応いつものやり取りを交わします。・・・磨きらしいし、施工予定先も近いし、見に行ってやる事にしました。

メンテナンス業者さんでもちょっと難しい防滑施工

現場は億ションって言うか、高級感溢れるマンションです。一階部分の壁と床に磨きのインパラブラックがバランスよく敷設されています。・・・『こりゃぁ素人にはチョイ難しいかもナ』・・・なんて思いながら現場調査を終えました。

施工するのはSULIPOUTを注文してきたメンテナンス業者さんです。基本的にメンテナンス業者さんであれば誰にでも施工が出来るように、SLIPOUTの販売については2つの条件を付けています。

  1. 現場敷設の床材の写真を送っていただくこと
  2. 弊社とヒヤリングをすること

2つが必須条件です。

床材によってはSLIPOUTの配合の調整が必要になる場合もありますし、メンテナンスのプロと言えども滑り止めの作業経験が無いか、未熟であれば弊社のサポートが必然である事は言うまでもありません。

本来、磨きの自然石を施工する場合はリスク回避の意味を含め、弊社が請け負うことが多いのですが、今回はメンテナンス業者さんが今後に活かす為にも是非チャレンジしたいとの事でした。

滑り止めの施工でもっとも重要なこと

滑り止めの施工において最も重要なことは、使用する溶剤が現場に敷設された床材に適合するか否かです。"適合”と言うのは、ほぼピッタリを意味するもので、強いか弱いかではありません。

100平米でも1000平米でも関係なく塗っていけば良いわけで、タイムラグが何時間あっても塗り始めと終わりの床の仕上がりが同じものでなければ、"適合溶剤”とは言えません。

溶剤の反応性が強いので薄めて使うとか、塗布後の時間に影響があるようでは、仕上がりも良くないし、安定・安心した作業は出来ません。

メンテナンス会社さんに現場指導することに

従って、今回は磨きのインパラブラックに適合したSLIPOUTを提供する事になりました。弊社が床の写真の提供を求める理由はここにあるのです。磨きの石なので、感覚的に塗布量を覚えたいとメンテナンス業者さんの依頼があったので、出張料金を条件に現場指導をすることになりました。これは2つ目のヒヤリングにおいて決定したことで、いつも出張する訳ではありません。

さて、施工当日となりました。メンテナンス業者さん、ユニフォームもバッチリ揃っていて流石ですなぁ。・・・説明をし、少し作業の手本をみせてあげると、手馴れているって言うか、どんどんと作業が進んでいきます。これまた流石ですなぁ。60平米程度でしたので、3時間程で作業の全てが完了しました。

30分程経過した頃、マンションの理事長が視察に見えられました。そして開口一番・・・

あれ、もう終わってるの?

それもその筈です。

黒い色と光沢が95%レベルで残っているので、施工前と施工後の変化がよく分からないのです。そこでメンテナンス業者さんが水を撒いて理事長にスリップの確認を御願いしました。理事長が不思議そうに首を傾け、何度も何度も床に足を擦り付けている姿を見ながら我々は現場を後にしました。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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