免疫力低下現象・・・何かがおかしい??
食アレルギー人口増に憂う初老の私・・・
先日も乳製品アレルギーで女児が死亡したニュースが大きく報道されていたので、皆さんご存知だと思います。少子高齢化が進む中、貴重な生命が失われる結果となりました。昭和26年生まれの私にとって、未だにモヤモヤの消えない出来事となっています。
佐賀県唐津市の貧しい片田舎で生まれ育ち、小学校の1・2年くらいまでは家の風呂敷に教科書を包んで腰に巻き付けて、夏から秋はゴム下駄なんぞ履いて学校に行ってましたよ。もちろんカバンも靴もありましたけどね。兄貴のお譲りが・・・。
内藤少年の家族は両親と男ばかりの5人兄弟。女1人に男6人。良いように言えば7福神なんちゃって・・・母親がよく言ってましたな。両親も何かと忙しかったんでしょうか、物心がついた頃は何故かしら家事手伝いの主席責任者となっておりました。4男坊の宿命と言ったところでしょうか。
当時、三種の神祇(神器)と言われた電気釜(炊飯器)・冷蔵庫・テレビのうち、電気釜だけは内藤家にもあったような・・・気がします。
何から何まで当たり前に揃っている現在。7~8歳の内藤少年の視点から見れば、漫画家手塚治虫の〃鉄腕アトム〃で描かれた世界そのものなのです。地上より遥か高い所で車が走ったり、ロボットが人の夢を叶えてくれる。例えば食べたいメニューのボタンを押せば・・ハイ出来上がりと言った具合で・・・何や怖いくらい手塚ワールドに近づいているように思います。・・・昔はあーだったこーだったって言ったところで何の意味も無いような時代・・・。
揃い過ぎて清潔過ぎてしまったんですナ。そしてそれが当たり前となり人間(己)が本来持ち合わせた〃五感〃ですらデータに左右されるようになってしまったんですナ。私の知人が某コンビニを経営してましてね。ある日賞味期限が切れそうな弁当を3つ持ってきてくれました。もちろん喜んで頂戴しましたが・・・彼の言葉に愕然としましたよ。
『弁当をはじめ賞味期限切れの商品は、即日廃棄処分とする』って事がルールであり、知人の店舗だけでも月平均1,500,000円程度は廃棄しているのだと言う。年間いくらになるのか、全店舗で同じ事をやっているとしたら年間・・・ええエエーーーーーーー。まだこんなに美味しく食べられる弁当が捨てられる??・・・バチ当たりな全くとんでもない話です。
賞味期限・消費期限・・・一体誰が決めるの?食の安全って何?・・・売る側の責任って言うのは当然理解しますが・・・賞味期限後でも安くしてくれたら喜んで私は買いますけどね。
ハハハハ(o^-^o)・・・そうです私は小市民です。でもね鼻がきくんですよ。匂いで判断できるんですよ。納得して買ったら弁当の中で何かダメなものがあっても文句は言いませんよ。ダメなものだけ捨てれば良いんだから。・・・そう言えば以前息子の友達が来た時しゃぶしゃぶをやりましてね。その時偶然に消費期限が3年程前のタレを見つけました。だいぶ変色してましてね。もちろん新品も数本買ってありましたよ。
古いタレのフタを開けてみると、まぁ何とも言えんいい香りがするんです。妻はもちろん息子と友達に『これ使う?』って聞いたら皆変な顔しましたね。オッサン気は確かかみたいな。・・そこで気の触れたオッサンは一人、古いタレを使いとっても美味しそうにしゃぶしゃぶをパクり始めたのであります。
しばらくするとアチコチから古いタレに魔の手が伸びてきます。アレーあれーの言葉と共に永い間放置され役目を果たせなかった私の古いタレは、僅かな時を経て満足しその生涯を終えたのでありました。