SLIPOUT滑り止め溶剤・・・販売させて頂きませんか？
SLIPOUT溶剤販売したいし施工もやりたい・・・その３
メンテナンス業者（管理会社含む）のスキルに対し、ウンチクを言いたいのではありません。・・・私にとって当たり前と言うか、何でもないような事が国家資格取得の教本に示されている事に呆れてしまったのです。・・最近の人達って掃除のやり方を親御さんに教えてもらってないのですね。・・・私が呆れる理由を少し書いてみたいと思います。
第2次大戦終了から６年後、九州の片田舎で命を授かり既に７０歳となった私。・・・電気こたつ・扇風機・電気釜・掃除機・洗濯機・電気冷蔵庫と順を追って我が内藤家にも電化製品が揃いだし、待望のテレビと石炭風呂がセットされたのは私が小学校４年生（１０歳）の時だった記憶があります。今日、幼子までもが当たり前の如く所持している携帯電話（通信手段）なんて勿論ありません。電話が掛かってきたら、近くの商店の旦那さんが・・内藤さん○○さんから電話ですよ・・とわざわざ呼びにきてくれたり、電話する時は、すんません、電話貸してください、・・ハイ、どうぞ・・が当たり前の時代だったのです。・・・時代背景も違うけど、我が日本と言う国も戦後は物が不足し貧しく苦しい時代があったのです。・・誰かに掃除をやって貰うなんて言うのは富裕層家庭にのみ存在する”お手伝いさん”くらい。・・・
電気釜のない時代、釜戸での飯炊き、火鉢の火種にするため消し炭を専用壺に入れて保存。・・家の掃除（ほうきで掃いたらその後、上から順に水拭きと乾拭き）・・買い物等、私は普通に家の事やらされました。私だけがそうしたのではなく兄弟の全てが当たり前にやりましたよ。・・・裕福ではなかったけど家はいつもきちっと綺麗に維持されていました。
時は流れ・・・便利・簡単・効率化・全自動・省エネ・・・そして当たり前が今や何かにつけコスト表現化されるようになりました。・・・そして絶対的に必要不可欠な分野であるにもかかわらず、急激に頭数が増加したメンテナンス業者にコストダウン競合と言う名の波が押し寄せてきたのです。・・・ハッキリと物申せば、家の中の掃除すらまともにやった事のない人達が安易にメンテナンス業界に進出し、掃除レベル（クリーニング）とメンテナンスの意味を履き違えて捉え、単に値段のたたき合い合戦をやるから変な事になったんでしょうね。・・・簡単って凄く良いことですが、基本的な経験と知識があってこそ成り立つものだと私は考えます。
H君が私にアカデミーを勧めてきた意味はここにあったのです。・・・有難い事に現役復帰してからの1年間に６社から申し出を受け、研修会を開催する事が出来ました。・・・特筆すべきはその内の３社の業績が３0％以上伸びたという報告を受けた事です。・・・SLIPOUT溶剤を販売と施工するにしても最低限、基本的な知識があってこその成果であったと彼等は話してくれました。・・・
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この記事を書いた人
内藤 憲道
多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター（研究者）として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、（一部では）圧倒的な信頼を得ている。