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滑り止め対策・・・雪の降る地域こそ必須

お正月からあっという間に1月も中旬を迎えております。さて本日はこの季節に多いお問い合わせについて記したいと思います。

我々滑り止めメーカーのシーズンは雨の多い梅雨の時期と思われがちですが、意外と年中通してたくさんのお問い合わせをいただいています。年々転倒事故や滑りに関する世間の関心、危機感は増加傾向にあります。

では、1月・2月・3月の雪の多い季節や地域では、需要はないでしょ!?と思われる方も多いのではないかと思います。

滑りの原因である雪は、間接的に店内に入ってくる

確かに雪の上では物理的に、根本的に厳しいと言えます(表面上に氷の膜をはる凍結もそうです)。

しかし、雪の多い地域でも雪の降る季節でも、店内や施設内に雪が積もっているってことはないですよね。実は・・・雪の積もっている場所や箇所よりも、雪解けの水分や雪を踏んづけた靴底で、店内や施設内を歩行中の転倒事故が圧倒的に多いのはご存じですか?

店内や施設内は、雪の対策や濡れた床面重視よりも、美観やデザイン重視の設計になっています。これは雪の多い地域に限ったことではありません。雪の多い地域では、風除室のエリアが大きく設計されていたり様々な工夫をされています。

では、濡れた床の対策はしていますか?と言えばほとんどされていないのが現状です。雪上でピンスパイクや突起のあるもので歩行する、雪上の走行にスタッドレスタイヤを装着し走行する。これは雪や凍結に対した対策ではありますが、濡れた面に対した対策ではないですよね。

それぞれ適材適所といって目的と対策がある

一歩中に入ってからの転倒が多いのは油断からなのです。油断から発生することの多い箇所や場所にも対策が必要ではありませんか?よく雪の降る地域では、「滑り止め対策できますか?または滑り止め対策できませんよね?」

といったことを耳にしますが、私はハッキリできますとお答えさせて頂きます。

もちろん物理的に根本的に厳しいものは、ハッキリお答えさせてもらいます。現場目線でシュミレーションすることで、適材適所必要なものが明確となってきます。その上、ご提案できることはすべてお応えさせて頂きます。

雪=滑る

ではなく、その先にも危険が潜んでいることにお気づきですか?

雪や凍結でも滑りやすく、雪解け水分や雪を靴底に付着したままの歩行でも滑りやすく・・・。第二、第三の危険が常に付きまとうのです。雪の降らない地域に比べ、危険度はかなり高いと考えたほうがいいでしょう。その上、第二、第三の危険は、季節問わず襲いかかるものです。

守りきるにはそれぞれの役割が必要

野球でも先発投手がいて中継ぎ、抑えがいる。1番から9番まで打順がある。それぞれのポジションがある。

その中で、危険は必ずあります。それを守り、守りきるには1人や1つではだめです。9人すべて役割があり、またそれぞれ適材適所があるのです。そのすべてが機能してこそ1つの試合を守り、守りきるのです。

皆様も、もう一度適材適所の意味を深く考えませんか?

我々は第二、第三の襲いかかる危険を安全にすることがお仕事です。

今まで寒冷地では関心の低かったこの分野はこれから、ますます高くなるでしょう。季節問わず襲いかかるものですから・・・。

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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