滑り止め施工のアラカルト
滑り止め施工アラカルトは万全の準備体制と豊富な経験と知識を要す！！
何やらのアラカルトなんてよく耳にしますよね。・・・アラカルトの語源はフランス料理のコース料理にあります。日本と違ってあちらではコース料理が主流なんですね。・・・日本にも創作、懐石料理とかで馴染もありますが、コースで提供される料理の一つ一つは個々に創造・工夫を重ねた一品料理とも言えます。・・・フランス料理、懐石料理を単なるカテゴリーで一括りしてしまうと、何とも素っ気なく興味も湧きませんよね。・・・コースで出てくる○○がとっても旨いんだよなあ・・・なんて言葉を聞けば是非一度は食べてみたいと・・気持ちが傾きますけどね。
防滑・滑り止めにもアラカルトは当然存在します。・・・料理界流に表現すれば・・・自然石花崗岩磨きの滑り止めコース。・・・自然石大理石磨きの滑り止めコース・・・セラミックタイル磨きの滑り止めコース。・・・施釉磁器タイルの滑り止めコース・・・その他○○の滑り止めコース・・・と言ったところでしょうか。
料理界では盛り付けと器も重要視されます。・・・見て感動、食して更に感動。・・・
私は時折、料理界のウンチクを書いたりしていますが、私的に滑り止めの世界が食の立ち位置と同等・・・いや・・・もっと繊細な世界であると思考しているからなのです。
食の世界でも安全安心は必然です。・・厨房・人・食材の管理・お客様の笑顔を勝ち取る為のレシピ作成・そして給仕も提供する料理を理解し最良の食し方を随時説明・・・お客様は安心し最高の食を堪能する。・・・実は私の亡き父は料理人でした。・・・そのおかげで、友人には其れなりに名の知れた料理人が数人います。最近、彼等と接する機会はありませんが、滑り止めの開発に取り掛かった頃・・・談笑の折、彼等から頂いた言葉の中に今の私の信念が宿ったのかもしれません。
滑り止めにおいては、まず依頼のあった現場を知る事。・・・確かに滑っている事の確認。・・何故滑る様になったのかの確認。・・・施設担当責任者の○○の確認。・・・そして依頼者のニーズを知る事。・・・以降の為の提案及びマニュアルの想定。・・・人が歩く所ですから滑り止めの現場は様々です。・・・敷設の床材も様々で滑りの要因も様々。・・・そしてご依頼者の笑顔を勝ち取る為に私は動きます。
対象床材に対してどの溶剤が適正か、場合によっては新たに配合調整し溶剤を作ります。・・・又場合によっては敷設床材と類似した床材を発注し、デモ施工の為のデモテストもやります。・・現場によってはどんな溶剤を使うのかSDS説明を求められる事もあるからです。・・・施工の打ち合わせ、誰をどう使うか、作業手順の確認。そして使用する機材等のチェック確認。・・・特にデモテストは納得がいくまで何回も繰り返します。・・・施工後は弊社オリジナルのPPD滑り抵抗測定器で測定した滑り止め前後の相対比較係数値表を作成。・・・全てはお客様の笑顔を勝ち取る為に。・・・
この記事を書いた人
内藤 憲道
多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター（研究者）として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、（一部では）圧倒的な信頼を得ている。