300~500㎡の防滑施工を、3~4時間で完遂できる理由
本日は防滑施工のスピードと配慮について記したいと思います。
某スーパーの新築店及び改装店の床面防滑をすべて任せて頂いています。
防滑施工エリアは各店舗前後しますが、300㎡~500㎡が平均です。新築店や改装店は、皆様ご存知の通り常にごった返しています・・・。さまざまな業種の職人さんとエリアの取り合いや急かしたり、急かされたりの心理戦・・・。
もちろん現場サイドは優先してくれますが、何も知らない職人さんや工事関係者は遠慮なしに侵入してきます。朝礼や昼礼で作業内容等報告するのですが、私は単に作業内容のみを報告するのではなく、作業内容及び注意事項、解放予定時刻を他の全職人さんに伝達するのを心がけます。手短にですが、注意すべき理由や解放予定時刻まで。
300㎡~500㎡の防滑施工に1日かけてられない
300~500㎡あれば、よく「1日中かかるでしょ?」と質問されたり、日程が合わない時でも現場サイドの指定日時を押し付けられます・・・。
300~500㎡を丸1日かけてしまうと、現場の進行はストップし工期がどんどん伸びる可能性や、突貫作業を強いられる業者さんが出てきます。円滑にスムーズに進行するならば、約3~4時間で完了し、その間、随時解放していき、他業種の職人さんにエリアを譲っていくのです。
SLIPOUT認定作業員2名(内、管理監督1名)で施工し、約3~4時間で完了すれば現場サイドの指定日時を押し付けられる?(笑)こともなく、スムーズに進行し引き渡すことができるのです。
建築業者様や他業種職人さんからは、配慮とスピードを評価していただきいつも「助かります」の声や、顔なじみの業者様からは「さすが!!仕事しやすいですわ」と言って頂きます。
単に作業が早く終わるのではなく、トータル的な配慮とスピーディーな引き渡し。これこそが、施工技術です。
なぜ、弊社はそんなに施工が早いの?他社とはどう違うの?
ポイント①:防滑剤
弊社の溶剤は床材と現場環境、状況に合わせたオーダーメイドなので、的確に尚且つ適正です。そのため、塗布時間or反応時間に左右されず進行できます。オーダーメイドであることによって適正に調整しているので、それ以上もそれ以下も反応しないようにできています。乾いてしまってもなんの影響もありません。
塗布時間or反応時間を気にしなくてすむ
ここで他社との違いを。
類似業者は数種類の防滑剤しか持ち合わせておらず、床材に適合するものとしないものが発生します。その結果、塗布時間or反応時間を気にしながら徐々に進行しなければならないため、仕上がりに影響します。
5分以内に中和しなければいけない、10分以上反応すると美観が大きく変化する、などの話はよく聞きます。必然とスピードは落ちますよね。一方、弊社の溶剤は先述のように、塗布時間or反応時間に左右されず進行できます。
ポイント②:中和作業
中和作業では、中和剤を使用します。中和反応は、その結果必ずPH7にはならず、反応物の関係(濃度とその他の要素)で変化するため、中和剤は基本現場で作るのが基本となります。防滑剤のPH値と床材の表面上の汚れ等で変わるため、随時作るのです。
水処理工程では中和法の中に、酸性のものをアルカリ性のもので中和。その逆もあり。そして、大量の水で多量に流すなどの方法があります。このような現場の場合、内部であるため、水を大量に多量流すことは困難な状況です。
必ず、リトマス試験紙にてチェックし、各都道府県が定める基準値範囲内に収め、さらにできる限り多量の水で多量に水で流していきます。
なぜ、中和が必要なのか
排水が放出された際の、環境への影響を抑えるためと洗浄効果です。
弊社の基本では、中和の次の工程として洗浄工程があるのですが、洗浄効果を持つ中和剤を使用しているため、次の洗浄で使用する洗浄剤とはまた違った働きをしてくれます。新築でも改装店でも、新品の床材は表面的には綺麗でも実は汚れているのです。
上記でも述べた通り、中和反応させる際、随時作る理由のひとつなのです。
もうひとつの大きなポイントが、スピードアップを図るため、中和作業後の次工程である洗浄作業を中和作業と同時にすることによってスピードアップにつなげるのです。
※単に同時にするわけではない上、少し上級仕様なので、皆様は基本通り進行する事をオススメします。
的確で適正な防滑剤含めたノウハウと現場対応におけるノウハウ
これこそが他社との違うスピードの理由です。
現場は常に動いています。そのためには、様々な配慮が必要となり、他業種の職人さんがいます。現場監督はじめ、職人さん方に配慮することにより協力してくれるのです。この協力を得なければ、現場というものはスムーズに収めることが困難であり、いくら企業努力しても意味を成さなくなります。
スピードとは、単に早い遅いではなく、現場というものを把握し、想定し、配慮することが結果スピードにつながるのではないでしょうか。そのためには、様々な知識が必要となり、また人に教えることができなければなりません。
施工ができる・・・だけでは責任施工にはならないと私は思慮します。
もうひとつの他社との違いはバランス
最後に心・技・体とは、私は感謝からくるものだと思っています。いろんな意味も含めて、感謝の気持ちがあればそのまんま協調性にもつながるんだということを現場で教わりました。
すべての問題と答えは、現場にあるのです!
皆様により良いサービスをご提供していくため、我々は更に製品技術と施工技術に磨きをかけ、感謝の気持ちを忘れず、『質』というものを追求していきたいと思っています。