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床の汚れと格闘篇 その5・・・温泉浴場  その1

         白いスケールを有効的に洗浄除去するには?

 温泉分析書の遊離成分(非解離成分)が各成分を含めた分量の10%程度までを基準に記してみます。白いスケールが発生し易いのは+のナトリウムイオンと-の塩素イオンが分析量の大半を含有する温泉に多く見られます。前述したように+イオンと-イオンはその分量に応じ結合します。それが床面に残留し、水分が蒸散し、それを日々繰り返していくとスケールとなり目に付くようになります。ましてや多量のナトリウムイオンと塩素イオンですから、白っぽく目立ちますよね。基本的な知識がメンテナンス業者にあれば、日常の洗浄作業の中で解決できる事で、白っぽく残留する事は無いと思います。除去作業としてはこの場合、PH1レベルの酸性溶剤が必要です。有機系、無機系どちらでも結構です。事前作業として必ずやってほしいことは、金属部分、又は直接溶剤が排水溝に流れないようにマスキングをきっちりとする事。多少塩素ガス等が発生することを想定し、換気を良くする事。素手、裸足での作業は厳禁ですよ。勝手な自信は無能の証です。次は道具類です。使う溶剤は劇物か劇物に匹敵するものですから、作業がやり易いように口径の大きい容器に入れて使う方がいいと思います。スケールは溶剤を塗って擦ってを繰り返しながら除去するのが最も有効です。床のスケール除去は立ち作業、立ち上がりに付着しているスケールは座っての作業が主となりますから、それに準じた道具が必要となります。最後に中和剤を準備します。中和剤としては重炭酸ナトリウム(重曹)が最適かと思います。濃度は3~5%程度で十分です。水溶液を作る目安として、バケツに入れた10ℓ程度の水に対し300~500gの重炭酸ナトリウムを溶かしてください。溶かし方は、先に重炭酸ナトリウムをバケツに入れ、次に少量の水を入れ手で混ぜて馴染ませ、それから残りの分量の水を入れます。そうすると簡単に溶けますよ。・・・まるで料理番組のおばちゃん?みたいですね。・・・・失礼しました。・・・ 何をやるにしても準備と段取りがその仕事の良し悪しを決定付けます。準備が出来たところで・・・・・次回へ

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

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