SUBERANAI BLOG すべらないブログ

滑り止め処理後・・・セラミックタイルの光沢の差

今日は美観及び仕上がりの比較について記したいと思います。

先日、他業者が施工したセラミックタイルの磨き仕上げが弊社に送られてきました。弊社の協力業者のお取引先の現場で敷設されているものみたいです。

今回この現場では、滑って危険な状態のため、滑り止め対策をということで、美観の変わらない工法で検討していたところ、たまたま他業者のものをテスト施工することになったそうです。現場サイドは初めて、溶剤系の工法を見るため期待しながらウキウキ・ワクワクしていたのでしょう。

現場サイドの注文は、光沢を残しつつ、滑りを止めてほしい

普通の注文ですね。無理難題ではありませんよ。他業者のセールストークは、

美観を変えずに滑りを止める・・・光沢のあるものはそのままです!

みたいな、売りでテスト施工したそうです。



(現場責任者)ん?ん?あれ?溶剤系の工法はこんなもん?

初めてやけど・・・こんなもんなん?笑

と、思わず言ったそうです。

セラミックタイルの防滑施工

他業者 滑り止め処理済み

業者に言わせると、こんなもんとの返答があったそうです・・・苦笑。即座に、協力業者へ相談したところ本物を見てみましょうという流れで弊社へ送られてきたのです。

送られてきたものを見た瞬間、私含め社員一同・・・変わってないなーと声を揃えました。他業者・・・これより類似業者という表現にかえさせていただきます。

類似業者のほとんどが、10数年前に出回った床材への適合が乏しい材料を使用

Safetyグループ以外の類似業者のほとんどが、10数年前に出回った床材への適合が乏しい材料を使用しています。なぜ・・・という部分は次回のブログで説明させていただくとして、今回はまさに適合していない材料でテスト施工したのでしょう。

世の中に出回っている床材は、数えきれない程の種類であり、それぞれに性格や特性というものがあるので、もともと適合幅の少ない材料では適合するのは無理に近いです。適合したとしたら、それは・・・奇跡・・・です。

床材というものをわかっていない類似業者には、10数年経った現在でもこんな状態であれば、今から10数年経っても現状通りでしょう。美観が変わってしまったり、極端に汚れやすくなったりと被害者ばかりが増加するように思えてなりません。

では、本物(ME工法)はどんな仕上がりになるかというと・・・

セラミックタイルの防滑施工

左:ME工法|右:未処理

ME工法 滑り止め処理済み

ME工法 滑り止め処理済み

写真では、グリップ具合が伝わらないのは残念ですが、バッチリ止まってます!

左右で比較すると・・・

セラミックタイルの防滑施工

左:ME工法|右:類似業者の工法

あえて、蛍光灯と撮影者が写るように撮影してみました。同じ溶剤系の工法でも、ここまで差があるのです!

これが、本物の美観をそのままに、滑りを止める滑り止め工法です。

誹謗中傷するわけでもなく、したいわけでもないですが、同業者として残念でなりません。これから、滑り止め対策をお考えの方には参考にしていただきたいと思います。心の中では、比較されるのは辛いものがありますが、本物を見つけるまで比較し続けて下さい!

この記事を書いた人

内藤 憲道

内藤 憲道

多種多様の床材や状態に合わせて滑り止め溶剤を調剤し、美観をまったく損なわずに滑り止め効果をつくる防滑のエキスパート。溶剤系滑り止めでは、業界の第一人者。全国で活躍する防滑業者の多くは、内藤の理論がベースになっているとかいないとか。メンテナンス業界では防滑に限らず床材のドクター(研究者)として知られ、大手ゼネコン、タイルメーカーはもちろん、同業者から現場相談を受けるなど、(一部では)圧倒的な信頼を得ている。

関連記事

コメントを残す

まずは
現場相談と無料デモ
試してみませんか?

当社の「現場相談」とは「現場検証」と思っていただいたほうが分かりやすいです。

滑りは単純なものでなく、床材、仕上げ、利用シーンなどさまざまな要因が絡みます。それらを客観的にプロの眼で確認することで、今なにが起こっているのか?を正確に把握できます。それらを認識せずに対策を行うと滑り止めはもちろん、美観維持にも支障が生まれます。

「現場相談」と「無料デモ」を組み合わせることで、

  • 滑りの原因の特定
  • 化学的な観点での納得の説明
  • その現場で有効な対策方法のアドバイス
  • 適正な溶剤や施工方法によるデモ作業

などを受けていただくことができ、ほとんどの方は当社のデモ作業の結果に驚かれます。

原因と対策が分かれば、問題の多くは解決します。もし、他業者で施工した床が滑り出した、滑りは止まったが美観が損なわれた、お客様の転倒でクレームが発生し対策を打ちたい、などの課題をお持ちなら、一度ご相談ください。全国対応可能ですよ。

お問い合わせ